先日「40代女子」というパワーワードを耳にしました。
このワードに対して、何か胸の奥に引っかかる物を感じ、「40代女子」の何がそんなに引っかかるのかを自分で考える為に、まず「何歳まで“女子”と言っていいのだろうか」を検証してみました。
心の中で「10代女子・・・20代女子・・30代女子」と順に唱え、すると「90代女子」に到達したところで思わず笑ってしまいました。
「40代女子」
「50代女子」
「90代女子」
などのワードで検索される方におすすめです。
まず「40代女子」が何故面白いのか
めちゃくちゃ失礼なことを言ってるかもですが、僕は「40代女子」というワードに激しい違和感を覚えます。
理由は単純で「女子」という言葉には「若さ」を感じる為、比較的熟している方に対して使うのが相応しくないと思っているのです。
たまに2ch(5ch)で「40代女子の私が婚活してみた結果」みたいなスレが立ちます。
するとだいたい男どもに「“40代女子”に今年一番イラっとした」等と言われます。
めちゃくちゃ的を得てます。
今まで黙ってたけれど、ぶっちゃけ「イラッ」とするんです。
めちゃくちゃムカつくとかじゃなくて微かに「イラッ」とします。
でも逆にそれが気持ち良いというか、思わず笑いがこみ上げてきそうな感じがするんです。
そしてそれはもちろん馬鹿にしたような笑いではありません。
どちらかと言えば「不都合に直面した時に発生する、自分の意志に反した笑い」です。
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※関連記事は最後にまとめて紹介します上記記事のように、僕は不都合な事態に直面すると笑ってしまいます。
そして「40代女子」というワードを耳にすると、どこかで「不都合」を感じている気がするんです。
だからそれにより笑いが引き起こされてる気がしています。
そして僕はこの一連の心境に快感すら覚える為、むしろ「40代女子」というワードはバンバン使って欲しい。
「90代女子」を思いついた時の「行くとこまで行ったな」感
冷静に考えると、「90代女子」よりも「40代女子」の方が破壊力があると気付きました。
「90代女子」の方が明らかにパンチ力があるのに、攻撃力が高いのは何故か40代女子です。
恐らくですが、それはやはり「シュールさ」というか「絶妙さ」が「40代女子」にはあるからだと思っています。
どんなお笑い芸人のネタでも、基本的にはシュールさが感じられる時に笑いが発生します。
行き過ぎてベタベタな感じになると、「それにハマッた人」以外は次第に冷めます。
いつかのM1で「スリムクラブ」が「家系図をトーナメント表に見立てる」というアイディアをネタに組み込みました。
真栄田(ボケ)「僕おばあちゃんから生まれたんですよ」
内間(ツッコミ)「なんて?!?!」
真栄田「家族のトーナメント表みたいなのあるじゃないですか」
内間「家系図・・・?!?!」
真栄田「うちのやつ。何故か僕からばあちゃんに線引かれて、“シード”って書いてあるんです。」
ツッコミの内間さんが「家系図・・・?!?!」と言った瞬間、「確かに一度あれをトーナメント表だと思ったことがあるw」と激しく共感し大爆笑しました。
話を戻しますが、「40代女子」には絶妙さ、そして「自然に生まれた言葉というナチュラル感」があり、それが絶妙にイラっと来る感じがして、むしろ小気味良い爽快感を覚えます。
対して「90代女子」は、「無理やりひねり出した感」もしくは「狙った感」があるため、そこまで破壊力が無いのだと思います。
「家系図をトーナメント表と呼ぶ」という話も、そういうナチュラルさがあるから面白い。
「40代女子」という言い回しがありなら「90代女子」もアリでしょ:まとめ
結論:90代女子は面白くないから無し。
最初に「90代女子」を思いついた時はその激しい違和感に少し笑ってしまいましたが、90代女子についてじっくり考えるとそこまで面白くないと気付けます。
「10代女子」から「90代女子」までのどの世代でも「40代女子」のさり気ないインパクトには敵いません。
人によっては「30代女子」の時点で拒絶反応を示す人もいるようですが、僕のボーダーでは「30代女子」が全然アリ過ぎて面白くともなんともありません。
そんなわけで、
「40代女子」
「チャリで来た」
に続く新しいパワーワードが生み出されることを切に願います。
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