こないだの健康診断で採血があった。
僕が俯いてプルプルしてたので、担当のおばちゃんが「大丈夫ですか?」と聞いてくれた。
笑ってると思われたくなかったので、痛がるフリをして辛そうに「大丈夫です・・・」と上ずりながら言った。
その後心電図の検査。
足首とか胸とかに変な機械を装着させられてる時、我慢できず両手で顔を覆って笑ってしまった。
「ごめんなさいねー。くすぐったいですねー。」とおばちゃんは言ってくれたけど、こういう時に笑ってしまうのはくすぐったいからじゃない。
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元々僕は良くニヤける方だ・・・
たまに「お前は毎日幸せそう」と言われることがある。
それは僕が良くニヤけるからだ。
最近はもう吹っ切れていて、本当に何もないところで笑ったりもする。
「変わり者」と言われる事もあるけど、AB型に憧れてるので別に構わない。
「ニヤける」という事について僕はもう受け入れているので、どれ程気持ち悪かろうが気にしていない。
僕は子供の頃から良くニヤけている。
それが原因で良く怒られてきた。
でも僕は「面白い」という理由でニヤけているわけではない。
ではなぜ、対して面白くもないのにニヤけるのか?
実は僕はその答えを知っている。
末っ子は不都合な事が起きるとニヤける
もう何年も前だが、あるバラエティー番組で「学者が”末っ子に対して行った実験結果の発表」があった。
とりあえずその番組内で紹介された実験結果は以下だ。
・末っ子は不都合な事が起こるとニヤける
・末っ子の集団は「烏合の衆(うごうのしゅう)」だ
(どうでもいいが僕はこの番組で「烏合の衆」という言葉を覚えた)
上記以外にもいくつか、末っ子を馬鹿にしたような実験結果が公表されていたが、あんまり良く覚えていない。
そしてこの「末っ子は不都合に直面するとニヤける」についてだが、少なくとも僕は心当たりがある。(まず僕は末っ子です)
エレベーターで知らない人と一緒になったら、後ろの方でこっそりニヤけてるし、男性用小便器で用を足してる時に隣に誰か来ると、あまりの気まずさにニヤけるし排泄も上手くできない。
今は他に思いつかないけれど、「ニヤけてしまうくらい不都合な状況」というのは本当にたくさんある。
そう考えると、自分が認識してる以上に普段からニヤけてると気付く。
気持ちわるいなぁ。
採血でニヤける理由は「不都合」だから
採血する度に100発100中でニヤける。
けど先日の採血では、マスクをしてるのを良いことに頬の筋肉上げまくり、口角上がりまくり、そして体が上下運動を起こすまで笑ってしまった。
もちろん声は殺していたが、「マスクで顔を隠している」という事実だけでここまで強気になれるとは思わなかった。
なぜ採血で笑うのか?
その答えは「不都合だから」だ。
採血は痛い。
痛いというのがまず一つ目の不都合だし、抜かれている血を見ると凄く不安になる。
その不安感が僕にとって「不都合」だと感じている。
そんな「不都合」がずっと続くのだから、笑ってしまっても仕方がないだろう。(強気)
以前ロンドンハーツで、「鳥居みゆきに健康診断を受けさせ、それを隠しカメラでこっそり覗く」という企画があった。(既に面白いw)
そして鳥居さんも、採血の時に笑っていた。
しかも、笑う前は子供みたいに「怖い!怖い!」ってオドオドしてたのに、採血が始まった瞬間「プフォッw」と吹き出していた。
さすがにあの吹き出し方は僕も経験がなく、敦さんがなぜ笑ったのかを後で聞いたら、「自分の血が可愛かった」とのことw
ちょっと鳥居さんヤバ過ぎませんか。
末っ子じゃなくても不都合な真実に直面するとニヤける
「ホンマでっかTV」で、心理学者の植木 理恵さんが「人は不都合な真実に直面すると笑うもの」と言っていた。
例えば、ある患者が「余命宣告」をされたとする。
我々がイメージしがちなのはやっぱり「え?」という驚いた表情だったり、「ウソでしょ・・・。」のような絶望的な感想だ。
でも植木先生曰く、ドラマぶった演技でもしない限りそういう反応はしないとのこと。
ごく一般的な人間の標準的な反応は、「え?www」という感じらしい。
そしてこの時は別に末っ子というテーマが無かったので、この話は一般的な人の反応と捉えて良いだろう。
恐らくだが、真実があまりに不都合過ぎると、体が受け入れきれず、本人の意志とは関係なく変な反応をしてしまうのだろう。
そう考えると、末っ子というのは非常にメンタルが弱く、ちょっとした不都合でもニヤけやすいのかもしれない。
「アイデンティティ」という映画でのニヤケシーンが最高
※ネタバレ含みます
「アイデンティティ(2003)」という僕が大好きな洋画がある。
[itemlink post_id=”3943″]「嵐の夜に偶然モーテルに集まった8人の男女が、一人ずつ殺されていく」というありきたりなプロットだが、実は全員「ある多重人格者の人格の一人」ということが終盤で明かされる。
そして真っ先にその事に気付くのが、主人公の「エド(ジョン・キューザック)」だ。
さっきまでエドはモーテルにいたのに、気付くと別の場所で車いすに縛り付けられている。
そして担当の先生が傍にいて、エドにこう言う。
「いいかいエド。君は彼の人格の一人だ。」
そしてエドの台本にはこう応えるように書いてある。
「なんだって?(Whats?)」
ここからは監督がコメンタリーで言っていたことだが、台本には「Whats?」としか書いておらず、監督自身も「眉間にシワを寄せながら険しい顔で言う」イメージだった。
しかしジョンは、独自の解釈でニヤけながら「なんだって?w」と言ってのけた。
もちろんガチのニヤけじゃない。
本当にうっすら、僅かにニヤけるという微妙なニュアンスだ。
これは本当に名シーンなので皆にも見て欲しい。
※2:15あたりから
採血で笑う、気まずい時に笑うのは病気か?:まとめ
というわけで、採血で笑うのは病気ではありません。
ただ単に「メンタルがクソザコだから」だと僕は結論付けました。
きっと毎日が辛過ぎて笑ってないとやってられないんでしょう。我々末っ子は。
たまに「笑ってないとやってらんねぇよ」と言うやる気無いアピールが好きなリア充がいますが、たぶん「末っ子のニヤケ」は、それのマジなヤツだと思います。
僕はもう自分の気持ち悪さをしっかりと受け入れ、「そういうタイプの人間だから、犯罪者に間違われないように田舎で一人暮らしとかしない方がいい」と対策も練っていますが、ニヤケ癖がありながらも、一般社会で生きる決意をした方はたくさんいることでしょう。
そんな方のために「ニヤけない方法」を書きたいところですが、残念ながら対策は思いつきません。
あれだけ悲しかった犬の死や、ショックで堪らない自分のミスなどを何度頭に思い浮かべても、ニヤける時はニヤけます。
「お前マジふざけんなよ」と何度言われようとも、ニヤケるんです。ごめんなさい。
変に対策を考えるより、「そんな気持ち悪い自分が好き」というプラスの方向で物事を考えていきましょう。
どうせ救われない!