僕は自動販売機が大好きというチープな趣味を持ち合わせている。
というわけで、「自動販売機の魅力」を適当に語っていく。
「自動販売機 楽しい」
「自動販売機 アトラクション」
「自動販売機 魅力」
などのワードで検索される方におすすめです。
自販機という「無駄遣い」
僕は以前より「手数料ほど無駄なお金は無い」と語っており、ATMでの引き出し手数料など、その手の「工夫次第でカットできるお金」は極力カットしながら生きてきた。
自動販売機には「手数料」という概念こそ無いものの、「スーパーで80円のものが130円もする」という事実を見ると、その中に手数料的に無駄なお金が発生しているという事実は大いに見て取れる。
しかし、僕は自販機での買い物を辞められない。
自動販売機ってアトラクション級に楽しい
ゲームセンターに行って「ハウス・オブ・ザ・デッド2」に100円を入れてスタートボタンを押す。
あの瞬間の「これからゲームをプレイする」というワクワク感は忘れられない。
そして自販機にも同じことが言える。
自販機という無機質なマシーンにお金を入れて、そしてボタンを押すと「ガシャン」と飲み物が出てくる。
楽しい!!!!
たぶん常人の方々には
ガシャン → 楽しい!
の間のプロセスを説明しないと、「ガシャンの何が楽しいのか?」を理解してもらえない事だろう。
とりあえず次項から「自販機の魅力」を頑張って説明してみる。
自販機の魅力①子供の頃のワクワク感を思い出す
まだ父親が生きていた頃、お風呂上がりに散歩がてら近所の自販機までジュースを買いに行く事があった。
それはたまにしか発生しないイベントで、「ジュースを買ってもらえる」という事実以上に、「滅多に夜間外出しないのに夜散歩できる」という事も楽しかった。
そんなわけで、「自販機でジュースを買う」というイベントは、それに付随する形で、割とそれぞれの子供の頃の記憶が思い出されるのでは無いだろうか。
僕の場合は、上記の通り父親との思い出だ。
※両親ともに元気に生きてます
自販機の魅力②高いお金を払ってるというプレミア感がある
「あえて高いお金を払う事」に楽しみを見出せなければ、お祭りもイベントも何も楽しめない。
自販機は、なんやかんやのコストのせいで、スーパーよりも遥かに高い価格設定だ。
基本的には、「あっちのスーパーで買った方が安いやん」という思考が働くので、僕はサニーでドリンクを買う。
しかし何回かに一回の「自販機」というアトラクションを楽しみたい時は、自販機で買う。
この「ちょっと贅沢してる感」が凄く好き。
80円で買えるものを、あえてプラス5~60円して買ってる。
「こういうとこで節約できない人が結局貯金出来ないんだよ」という声が聞こえて来そうだが、その考えには僕も賛同している。
でも僕は、「自販機でドリンクを買う事」を一つの趣味としており、この行為を通して支払い以上の対価を受け取っている。
ここが「節制できない人」との違いだ。
余談だが、世の中「自分にとっての幸福」を貫けない人が多すぎる。
自販機の魅力③ベンチに座って一息付く「休憩感」が好き
夜、誰もいない住宅街を不安になりながらも一人で歩き、明々と照っている自販機を見つけ、そこで買う炭酸・・・。
冬の場合は暖かいコーヒーとか・・・。
そしてベンチに座り小休止。
これは「趣味」と呼んでもいいはず。
冬の夜に散歩して、近所のコンビニで温かい肉まん(又はあんまん)を買って、飲み物はわざわざ自販機で買う。
凍えながらそれを味わう・・・。
寒い中の「暖かい」って最高!
正直、夏は虫が寄ってくるのであまりできないが、「小休憩」と「自販機」の組み合わせは普遍的で、最高の組み合わせだと思う。
自販機の魅力④セブンティーンアイスが自販機限定商品という事実
かなり幅の狭い話だけど、「セブンティーンアイス」というアイスの自販機がめちゃくちゃ好き。

特に「クッキー&クリーム」というフレーバーが大好きで、子供の頃は良く親に買ってもらっていた。
父親がまだ生きていた頃、積文館書店とかいうしょぼめの書店に連れてってもらった時に買ってもらったのを良く覚えてる。
※まだ生きてます
このセブンティーンアイスも、今ではかなり内容量が減っているし、しかも自販機自体もあまり見かけない。
もし福岡で発見したら、随時この記事でご報告ください。
お礼に一口あげます。
ちなみに「セブンティーンアイス」の名前の由来が書いてあったので紹介しておく。
デビューした1985年当時流行であったアイスクリームショップ。
そこでアイスを買って街中を食べ歩きすることは女子中高生を中心にトレンドとなっており、Glicoとしてなんとか商売にできないかを検討致しました。
その結果、女子中高生(17歳中心としたヤング女性)をターゲットとしたアイスクリームミニショップとして「セブンティーンアイス」と名づけました。
自販機の魅力⑤めっちゃ喉乾いた時に、あえて自販機まで買いに行くのも良い
間違えて6時間くらい昼寝して、そのまま夕方起床した後、体はカラカラで乾ききっている。
凄く喉が渇いているはずだけど、あえて家でお茶を飲まず、近所の自販機まで買いに行くというのもまた一興。
そしてジュースを飲み、カイジみたいに「悪魔的だ!」と叫ぶ。
最高過ぎる。
自販機の魅力⑥ホットスナックの自販機も最高

寂れた旅館とか、高速のサービスエリアとか、ちょっと広い休憩スペースがあるガソリンスタンドとか、そういう特殊な場所に置いてある「ホットスナック自販機」。
これに男のロマンを感じる。
あれ、意外とめちゃくちゃおいしい。
湿ってつぶれた紙箱の中に入ってるシナシナのフライドポテト。
おいしいんだけど、もう10年以上食べてないなぁ。
「安い黄色い自販機」が好き

赤いコーラの自販機や、青いサントリーの自販機、水色の大塚製薬の自販機などいろいろあるけど、僕は「黄色い安い自販機」が群を抜いて一番好き。
どの地域にもあるヤツなのか分からないけど、要は「マイナーなメーカーしか置いてないような安い自販機」が好きだ。
その自販機が好きな理由は、もちろん「安いから」なのだけど、「そのチープさ」もどこかそそる。
「黄色い自販機」でググって知ったけど、この自販機は「株式会社ミリオン」という会社が運営しているもので、「スーパーショップ」という名前があるそう。
同じ設置スペースで売上アップを目指してみませんか!?
売れる為の様々な工夫が激安自販機「スーパーショップ」にはあります!
滅多にないサンガリアのドリンクとか、見慣れないドリンクが基本的に販売されているようで、(個人的に)アタリの奴だと「500ml缶のコカ・コーラ」とかも置いてある所に好感が持てる。
噂だけど、メーカー直の自販機よりも古い(賞味期限が近い)ドリンクを扱っているようで、だから安いと聞いた。
本当かどうかは分かない。でも安けりゃなんでもいいです。
「自動販売機」とかいうアトラクション級に楽しいもの:まとめ
アイスやホットスナックの他にも「菓子パン」とか「カップ麺」とか「カップにドリンクが注がれるヤツ」とかいろいろある。
(”牛乳屋さんのコーヒー”とかおいしいよね)
眠いのでその辺は端折ったけど、自販機にはたくさんの魅力が詰まっている。
そしてその楽しみ方、ドラマの組み立ては自分次第。
僕は唯一、「夏の夜に自販機に群がる虫」が鬼のように苦手なので、そこに関する対策を見つけたいところ。
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