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優等と有能の違い。社会には「無能な優等」が多すぎる

優等と有能の違い。社会には「無能な優等」が多すぎる
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ぱっかん
執筆者:散歩ブロガー「ぱっかん(@pakkan316)」福岡散歩ブログも絶賛更新中!

僕はWeb制作系の仕事をしています。
その中で「この人はすげー有能だな」と思う事もあれば、「この人は優等だな(ディスり)」と思うこともあります。

というわけで今回は

・優等と有能の違い
・優等は仕事で苦労する

という話をします。
※アイキャッチ画像は、僕にとっての有能の代名詞「カイジ(中国版)」

「優等」と「有能」の違い

完全に自己解釈ですが、当記事では一旦「優等」と「有能」を以下のように定義します。

優等
・与えられた仕事を器用にこなす
・最適解を見つけるのが上手い
・良い子ちゃん
・疑問を持たない
有能
・自分で必要な情報を揃える
・最適解を自分で探し出す
・疑問を持つ

もっと極端にラベリングするならば、

優等 → 与えられた手順通りに物事をこなすオペレーター
有能 → 自分で最適解を見つけ出すリーダー

という感じです。

では、この定義づけを元に「仕事」というフィールドでそれぞれの活躍を見ていきます。

「優等」の仕事ぶり

優等には説明書が必要です。
目的を達成するために何をすべきか、それらを提供されて初めて真価を発揮する。

僕が広告業界に居るのでデザインで例えます。

 

「優等なデザイナー」は、ディレクターから何か情報を与えられたら、それをそのまま受け取り、真っ先にデザインソフトを起動し、手を動かす。

最初から情報が揃っていたら高品質なものを作れるが、それが不足していた場合、その不足に気付かず、または「この中から作らないといけない」という制限の中で制作しているため、要件不足な成果物が出来上がる。

つまり品質は仕事を振るディレクターに依存する部分が大きい。

「有能」の仕事ぶり

有能は説明書から疑ってかかるめんどくさい奴です。

何故それをすべきか?
他に方法は無いのか?
と疑念が渦巻くため、初手は人より遅い傾向にあります。

しかし自分なりの指針を見つけた「有能」は力強く、確実な成果物を作り上げます

こちらもデザイナーで例えますが、成果物を作り終えた後のレビューで「こういう事じゃなかったんだよね」という事になりづらい。

 

ディレクターから与えられた情報を疑い、疑問があれば質問、相談し、本質を理解したうえで取り組みます

「真っ先にデザインソフトを起動する」のではなく、「まず情報を集める」ことを優先します。

この二者は「選択肢を与えられた後」の行動が大きく違う

「優等」は、マークシートテストのように与えられた選択肢の中から答えを導きだします。

対して「有能」は、「この選択肢以外の選択肢はあるのか?」をまず考えます。

「優等より有能の方が良い」かどうかはシチュエーションに依るでしょう。

例えば飲食店バイトなど、フリーター的立ち位置のように「上からの指示をそつ無くこなせる人材が欲しい」という環境であれば、最低限「優等であること」が求められます

 

対してクリエイティブ職、または頭脳労働系の環境のように「ポジションに関わらずどのプレーヤーも自分で答えを探し出す力が必要」な場合、(または「リーダー」などは)優等なだけでは務まりません。

それはマニュアル外の事が発生した際に、経験則に導いた答えを自分で出さなきゃいけないから。

「有能」になるには経験が必要

まだ業界に対する理解度・解像度が低い場合、
(ここで疑い始めたら、よほどの秀才じゃない限り一向に前に進めないから)
その時点では「優等」を目指すことになるでしょう。

しかしある程度経験値が貯まったら、ちゃんと「有能」にシフトしないと「仕事を与えても間違った方向に突き進むことのある無能」となってしまう。

有能になるには経験値が必要ですが、経験値が貯まっても与えられた選択肢内でウロウロしていたら、一向に有能にはなれない

「有能」の第一歩

仕事において有能を目指すのであれば、細かく確認する癖を付けること。

上長や客先から「◯◯をして欲しい」という仕事をもらったら、まず

・◯◯をするんですね
・▲月▲日までにやります
 

と認識確認をして、不安な要素を取り除きます。

仮に「上司は~と言っていたけど、これA、Bどっちの意味だろう?」となった場合、
「でもまぁ常識的に考えて7割くらいはAの意味合いだから、その方向でやろう」と捉え、「承知しました!」と返信して取り組むのが優等(な無能)
です。

これは作り終えた時点で「いやこういう事じゃなかったんだよね」と言われる可能性を孕んでおり、
案の定「Bも思いついていた事がバレる」と“じゃあ聞けよ”って言われるから「そっちの可能性は思い付きませんでした」と嘘を吐く事もあったり。

もし
「Aの方で進めて良いですか?」
と毎回聞いてたら
「いやBだよ、だいたい分かるだろ」と投げ捨てられることもあるかもしれませんが、もしそこがダルかったら、

「◯日を提出目処にAで進めますので、もし乖離ありそうであればご指摘ください」
のように、質問ではなく断定で進めていけば、ログも残るしラク。

優等と有能の違い。社会には「無能な優等」が多すぎる:まとめ

・優等は、与えられた選択肢から答えを見つける“ことしか出来ない”

・有能は、与えられた選択肢の不足に気付き、必要な物を揃える努力を怠らない

・本質を理解してから着手するので、目的を履き違えない。もしくは依頼人と同じ地点まで理解する事を怠らない。

話が少し逸れましたが、「優等」から「有能」にシフトする瞬間は、ナチュラルには来ません。
しっかりと意識してシフトする必要があります。



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働き方、生き方、日々思った事、クッソどうでもいい事などをつづってます。
孤独との向き合い方や、孤独の楽しみ方をメインに情報発信しています。

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【趣味】考えをまとめる・散歩・映画
【好きなファッション】ウォーキングデッドに出てきそうな奴
【好きな食べ物】ネオソフト・きなこご飯
【ストレングスファインダーの結果】着想/最上志向/内省/共感性/運命思考

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