プログラミング、カメラ、DIY、パソコンの設定等…なんでも当てはまりますが、「どうしても解決できない問題」にぶち当たった時、“あること”をするだけでふっと解決したりします。
その“あること”というのが「人に話す」と「一休み」。
実際、「ベテランに相談し始めた瞬間に自己解決して、ベテランに対してちょっと申し訳なくなった」みたいな経験をした方もきっと多いと思います。
というわけで当記事では、「なぜ唐突に自己解決するのか?」と「問題解決の為のアクションプラン」を紹介します。
悩みを誰かに話した瞬間に自己解決する
先日、仕事中に難しい問題にぶつかり、5分だけ試行錯誤しました。
それでも解決しなかったのでベテランさんに電話、しかし出ず・・・。
電話を切って改めて問題に向き合ったら、今度はすんなり解決。
ベテランさんから折り返し電話がありましたが、自己解決した旨を伝えました。
今思えば、こういう「相談しようとしたら、その直後に自己解決した」というケースは非常に多い。
自分だけかと思いましたが、Yahoo知恵袋でも良く見かけます。
「すみません自己解決しました」みたいなコメントをよく見かけますよね。
だから「誰かに話すと問題が解ける」という現象は、自分だけじゃなく一般的なことだと踏んでいます。
なぜ人に話そうとすると問題が解決するのか?
なぜ人に話そうとすると問題が解決するのか?
経験上それは
①悩みを言語化するから
②一呼吸おくから
の二つが答えだと確信しています。
唐突に自己解決する理由①悩みを言語化するから
例えばどうしても解決できない悩みがあって、それを知恵袋で質問するとします。
そうなるとだいたいの場合、
「何をしたいのか」
「どこで躓いているのか」
「使用機材等のスペック」
等を分かりやすく書くことになります。
(これらを書かないと、性格の悪い知恵袋ユーザーから「質問者様は何がしたいのですか?」という煽り系の回答が来る)
また、上司や先輩に相談するとしても、問題について簡潔にまとめることになります。
しかしこうやって「言語化」することで問題が整理され、そのまま自己解決に繋がります。
実際に問題にぶち当たっている間は多少なりとも焦ってるので、問題の構造を見失いがち。
しかし人に伝える場合は問題を順序立てて整理する必要があるので、その結果自分で解決法を編み出してしまうのです。
唐突に自己解決する理由②一呼吸おくから
「自己解決」2つ目の理由は「一呼吸おくから」。
例えばゲームをやっていて、とても難しいステージを何度も繰り返しプレイしているとします。
1時間くらい連続で同じところをプレイしているのに、難し過ぎて一向にクリアできない。
でも翌日改めてプレイすると、2~3回トライしただけであっけなくクリアする・・・。
これはプログラミング等でも良く発生します。(ギターでも良くある)
どうしても解決できなくて、とりあえず問題を放ってランチに出かける。
そして帰ってきて、気が重い中また解決に取り組む。
そしたらすんなり解決。
マジで、「俺はなんであんなに悩んでいたんだろう」と不思議に思えるくらいあっさり解決したりします。
ゲームと言いプログラミングと言い、「一旦離れる」だけで何故すんなり解決するのか?
それは「一旦問題から離れることで、ちょっと視野が回復するから」。
先ほども書きましたが、問題に取り組んでいる間はやっぱりちょっと焦っています。
それで視野が狭まり、発想力も著しく低下。
しかし休憩を挟むことで心にゆとりが生まれ、「今まで見えなかったもの」が見えるようになる。
そしてそれをヒントに答えに辿り着く。
この事から、休憩がいかに大切かが分かりますね。
ベテランエンジニアの解決法
以前とあるベテランエンジニアさんと一緒に働いていました。
彼は「福岡でTOP10に入るんじゃないか」と言われるくらい超絶スキルの持ち主。
対して僕はしがないコーダーだったので、彼の仕事の9割は(難し過ぎて)何をやってるか分からない状態。
しかし彼は、「ちょっと分からないことがあるんだけど」と言って、時折僕に相談してくれました。
もちろん内容はチンプンカンプン。
彼は「自分がやってる専門的なことを、素人にも分かるようにかみ砕いて説明」しているのですが、それでもその分野に暗い僕には咀嚼できない内容。
しかし説明が終わると、彼はこう言います。
「なるほどそういう事か。」
自己解決です。
まさしく彼は、人に説明することで「問題の言語化」と「一呼吸(問題から一旦離れる)」を実践し、狙って自己解決していたのです。
【エンジニアの知恵】問題解決のカギは「人に話す」と「一休み」:まとめ
・ちょっと難しい問題にぶつかったら「言語化(誰かに話す)」と「一呼吸」が効果的。
・仮に相談相手がその分野に明るくなくても、とりあえず話すだけで自己解決に繋がる
・知恵袋には性格が悪い説教厨が非常に多く、そのおかげで質問者は隙が無い質問文を作ろうとする。結果、分かりやすい質問が出来上がるので、割と良いスキームなのかもしれない、と今ちょっと思った
それと僕はアガリ症です。
問題が発生すると割とすぐ焦り、すぐにそのことで心が溢れます。
きっと対応力が高い人は、こういう時にこそ一呼吸おいて問題に取り組むのでしょう。
というわけでこれからのアクションプランとして、「問題だけに捕らわれず、一呼吸おいて視野を広く持つ」を実践します。