2016年の暮れくらいに「ストレングスファインダー」をやりました。
[itemlink post_id=”3897″]この「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」の中で行われる「テスト」がストレングスファインダーです。
このテストでは、“自分の強み”が分かります。
いわゆる”性格診断”みたいなものとは違い、明確に自分の強みが分かるすっげーテストですが、その理屈については省きます。
人によっては「人生が変わる運命の本」と言えるかもしれませんが、実名を公表しているこのブログではあんまりそういうことは言いたくありません。
ただし、自分の優れている資質が分かる、もしくは再確認できるというのは今後の人生に置いて絶対に有意義だと思います。
関連記事:
※関連記事は最後にまとめて紹介します「着想 適職」
「着想 ストレングスファインダー」
「着想 才能」
などのワードで検索される方におすすめです。
ストレングスファインダーで紹介される34の資質
このテストでは、34の資質の中から、受験者が最も優れている5つの資質が分かります。
その資質が以下。
アレンジ/運命思考/回復志向/学習欲/活発性/共感性/競争性/規律性/原点思考/公平性/個別化/コミュニケーション/最上志向/自我/自己確信/社交性/収集/指令性/慎重さ/信念/親密性/成長促進/責任感/戦略性/達成欲/着想/調和性/適応性/内省/分析思考/包含/ポジティブ/未来志向/目標志向
それぞれパッと見だけじゃ何が優れているのか分かりませんが、当書ではひとつひとつとても丁寧に解説されています。
(「自我」とか一見悪口にすら見える)
わたくしぱっかんが優れていた資質TOP5
私のテスト結果。
1.着想
2.最上志向
3.内省
4.共感性
5.運命思考
恥ずかしいですがこんな感じです。
3番目の「内省」まではドンピシャで当たってると思います。自分でも強くそう思いました。
でも、4番目の「共感性」からは、外れてはいないけど、”他の資質よりも優れてるって不思議だなー”という印象を受けました。
前置きが非常に長くなりましたが、今回は僕が一番優れているというこの「着想」について掘り下げていきます。
着想とは?
【着想】の強みを持つ人に見られる特徴
・複雑に見える物事の裏側に存在する、的確で簡潔な表現方法を発見すると嬉しくなる。
・見た目には共通点の存在しない現象に、なんらかの共通点を見出すと創造力をかき立てられる。
・多くの人が中々解決出来ない日常的な問題に対し、新たな視点をもたらす人物である。
・世の中の既知の事実をひっくり返すことに無上の喜びを感じる。
・目新しい考えや、逆説的な考え、奇抜な考えを好む傾向にある。
・新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように身体を駆け巡る体験をすることが多い。
・他の人たちからは、「創造的」「独創的」などと評される傾向にある。
・着想のある人生にスリルを感じ、そんな生活を送れていると幸福を感じる。
全く持ってその通りです。
着想を強みに持つ人々は、どうでもいいことに「なぜ?」と無駄に考え、その答えが分かることに喜びを感じます。
僕が以前書いた都会の歩道とかマンションの前にある茶色い箱の正体も、本来なら見向きもしないことでした。
関連記事:
都会にある「謎の茶色い箱」の正体は、「地中化した電信柱」だった! | 福岡散歩ブログ
※関連記事は最後にまとめて紹介します
「着想」が優れている人に向いている職業
世の迷える若者にとって「自分の適職」は知りたくて仕方のないものだと思います。
でも、適職を調べるために変な無料占いやってみたり・まとめサイトを見たりして、「あなたがやりたいことは子供の頃にやりたかったものです」とか「本当はやりたいことが分かってるのに、非現実的だからやろうとしてないだけなんです」とか言われて終わります。
じゃあストレングスファインダーで適職が分かるのか?
答えはイエスでありノーです。
当書では、着想に優れている人は「思いつき」や「閃き(ひらめき)」に喜びを感じるので、やはり企画やディレクション関係が適正だろうと書いていますが、それと同時に「資質の活かし方は自由なので、その限りではない」ということも注意深く書かれています。(資質が判明しても、その能力の活かし方は無限大だから職業を限定したくない。という事がやたら強調されてたように思います。)
そんな僕の今の職業は「webデザイナー」であります。
「着想」は、少なくとも僕の今の職業「webデザイナー」との相性は良い
ヘタクソも良いところですが、私は一応webデザイナーとして雇われています。
デザイナー全般はクリエイティブ系なので、恐らくどの業種でもどん詰まりになることがあると思います。(僕が下手なだけですが…)
でも、その打開策を閃いたりすると、とてつもない快感が脳内を駆け巡ります。
また、ある程度デザインのルールみたいなものが分かってくると、街で見かける看板やポスターの美しさに見とれるようにもなりました。
「このブランドのポスターは”写真”と”ロゴ”だけで構成されてるのに、なぜこんなにもかっこいいのか?(以前似たようなことを自分でやってみた時は素人がかっこつけてやっただけのダサい感じにしかならなかった)」
「このバナーは文字数と情報量が多いのに、なぜ読みやすいのか?(自分でやってみるとただただ読みづらいしインパクトも無いものができあがった)」
※「この程度で”なぜ”と思うような奴がデザイナー名乗るな!」とか飛んできそうですが、反論はしません…
僕の場合はデザイン学校を出たわけでも、絵が大好きなわけでも無くフラフラと今の職になったので、その辺りの繊細さは正直分かりません。
そんな人生の敗者の僕がつい見とれてしまうのは、UI(ユーザーインターフェース)です。
UIという言葉は特にwebやアプリなどで出てくるもので、操作を必要とする場面では非常に重要。(読みやすい本、読みやすい記事なども”UIが優れてる”と言われることもあります)
この辺りは本題じゃないので割愛しますが、着想が優れている人は、こんな感じでなんらかのものに対して強い好奇心を抱いています。
「着想」に関するエピソード
僕は電車通勤ですが、今年の2月から西鉄福岡天神駅の構内がやたらときれいになってるのに気が付きました。
きれいになってるというか、照明が古いのから新しいのに変わったような感じで新鮮になっており、改めて確認すると、駅構内の表示板が変わっていることに気付きました。
ちなみに私の最寄り駅は薬院駅(仮です)なんですが、薬院駅の表示板も変わっていて、駅名の下に小さく「T02」と追加されていることに気付きました。
このT02とは何なのか?
Tはともかく、02は「天神駅(始点)から2駅目という意味」であるだろうとヤマを張り、結果的にそれは正解。
3駅目の平尾は「T03」だったし、その次の高宮は「T04」でした。
ちなみに「T」は天神のTのようです。
じゃあこの「西鉄福岡大牟田線」の一番端っこ、「大牟田駅」は?と思い路線図を見てみると、「T50」の表記が。
なるほど!この線は全部で50の駅があるんだ!
そう確信し、改めて路線図に掲載されている駅を数えてみると、49駅しかありません。
よく見ると8が抜けています。
※このリンク先にはまだ「T00」などの番号は振られてませんが、49駅しか無いという確認のために貼っておきます。
天神から見て8番目の「春日原(かすがばる)駅」には「T09」と書かれています。(その前の雑餉隈(ざっしょのくま)にはT07)
なぜ8が無いのか?
もしや「”49”は気持ち悪いから、適当に数字飛ばして50で合わせよう」
みたいな適当な話し合いが行われたのか?
さすがにそれは無いなと思いながら調べてみると、いとも簡単に答えが分かりました。
どうやら雑餉隈と春日原の間に、新駅ができるそう。
参考リンク
【西日本鉄道】【天神大牟田線】雑餉隈~春日原間に新駅。2015年開業へ。
※ちなみにこのサイト、「西鉄福岡大牟田線 新駅」でググっても、今のところ検索結果に表示されません。「雑餉隈 春日原 間」で検索したら出てきました。
この新駅についての情報はほぼありません。
でも、いつか開設されるであろう駅のために8番を取ってあるのです。
この死ぬ程どうでもいい情報に対して喜びを感じるのが我々着想民です。
※しいて言えば「西鉄の福岡市内での新駅は1927年の薬院駅以来となる。」というところがギリ世間話のネタとして使えるかな…
次は、「着想に優れてる人のメリット」について超個人的な見解を書いていきます。
着想のメリット①基本的に上を向いて歩く
看板やらポスター、もしくは建築物なんかを見たいので、あまりボーっと歩きません。
下を向いて歩く場合は、目線が下になる位置になんらかの興味がある場合のみです。
着想のメリット②カイジが好き
これをメリットと呼ぶことにすごい違和感がありますが、カイジこそ着想の極みだと思ってます。
そのせいか僕はカイジが好きです。
限定じゃんけんで、「もうここまで絶望的な状況に追い込まれたらさすがにダメかもしれない」と追い込まれた後、何かを閃き、ハっと手で口を覆うリアクション。そしてこの発想に致命的な落とし穴が無いか整理する表情。あれがすごい好き。
なんにせよ、”ピンチを機転一発で切り抜ける”という創作物ではよくある展開が、僕は大大大好きです。
たいていの人が好きなのかもしれませんが、もしかしたらこれも着想の産物なのかもしれません。
着想のデメリット
デメリットと呼んでいいのか分かりませんが、「さぁ、才能に目覚めよう」の中で、マネージャー的立場の人が着想人を扱う場合の注意点として、以下のように書かれています。
この人は物事に一貫性がないと納得できない。だから、決定を下すときには時間を割いてでも、一つひとつの決定が共通の理論や概念から生まれていることを説明した方がいい
正にその通りで、ものごとの理屈が通ってないと僕はあまり納得できません。
特に「矛盾」に対する免疫が皆無です。
小さい頃から、誰かに怒られる場合も必ず理屈を求めました。
この辺りで他人(特に上司や親など)に鬱陶しさを感じさせることが多いと思います。
着想のまとめ
今気付きましたが、今回の記事で「インスピレーション」というワードを一回も使ってません。
着想=インスピレーションみたいなとこがあると思います。何かを感じた時、それが別の何かに繋がるようなことが多い人は、着想が優れているのかもしれません。
僕の場合はハッキリしてます。
起きている間、四六時中ムダなことを考えています。着想のせいで。
駅の話とか、改めて文字に起こすとただひたすらに無駄な時間だったなと痛感しました。(でもそれすら心地良い)
参考リンク
駅ナンバリングについて(wiki)
余談
僕が優れている3番目の資質「内省(じっくり考えること)」と「着想」の相性は抜群に良いと思っています。
僕はエバーノートで自分の考えや感情をまとめたりするのが大好きだし、毎日日記も付けています。
こういう「一人で考えにふける行為」が内省に優れているということらしい。
「着想」で得た発見を「内省」でまとめる。
この一連の行為は僕にとって「趣味」と言っても過言ではないかもしれません。
というわけでこれからも、自信を持って無駄な時間を過ごしていきます。
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