1人暮らしを始めてから5年近く経ちますが、未だに自由を楽しんでます。
1人暮らしによる僕の幸福度は半端じゃなく、時折幸せ過ぎてウルっと来るくらい幸せです。
一旦こちらの動画をご覧ください。
「留守番した犬を盗撮してたら、意外とハッスルしてた」という動画です。
僕が一人暮らしを始めてからの5年間。
毎日こんな感じです。
ヤバイ奴です。
当記事では主に「僕が一人暮らしを始めて思う事」にフォーカスして書いてますが、「一人暮らしが寂しい」とか「一人暮らしを始める予定だけど不安がいっぱい」という人にも何かしらのアプローチが出来ればと思ってます。
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何の縛りも無い一人暮らし
僕は社会人になり数年経ってから一人暮らしを始めた口なので、入り口は割りとマイルドだったかもしれません。
それもあって、「一人暮らしがめちゃくちゃ楽しい」という事にただただ感激しました。
1人暮らしを始めると、あらゆる束縛から解放されることになります。
シャワーは好きな時に浴びていいし、いつ家族が部屋に入ってくるか分からないようなストレスもありません。
子供会や寄り合い、地域の変なイベントごとにも巻き込まれずに済みます。
夕方のつまらないニュースを見ながらグチグチ言ったり、近所で起きた物騒な出来事を眉間にしわ寄せながら複数人で話す常識人も居ません。
僕は心配性なので、一人暮らしを始める前は
・シミュレーション通りの支出で生活できなかったらどうしよう
・思いの外寂しかったらどうしよう
・誰とも仲良くなれなかったらどうしよう
とたくさんの不安を抱えながら一人暮らしを始めました。
実際、「初めてのことをする前」というのは誰だって不安になるため、初の一人暮らし開始前は相当な不安に押しつぶされそうになるはずです。
でも始めてしまえば楽勝。
まるで曇りが晴れに変わるような、そんなハツラツな生活を堪能できます。
全てのことを一人でやっているという「解放感」
1人暮らしを始めると、
・電気代
・水道代
・家賃
・税金
・保険
・生活必需品
など、予想だにしない出費に苛まれることでしょう。
僕も最初は驚きました。
「へぇ。こんなものまで払わせられるんだ。」
でも考えてみれば当たり前。
「税金」というものも、横領されてるイメージしか湧かず払うことに怒りを覚えてしまいそうですが、自分が毎日歩いてる滑らかな道路は、税金によってケアされています。
その他たくさんの事が誰かのおかげでケアされています。
そして僕は、そういう方々にお礼をしたことがありません。
本当は感謝の気持ちを伝えたいのですが、ものすごく恥ずかしいので通り過ぎる際に清掃員等に軽く会釈をするくらいです。
僕らが納める税金は、巡り巡って彼らの給料にもなっています。
そう考えると、税金等も喜んで払えます。
家賃、電気代、水道代等も全てそう。
これ系の支払いものには頭を抱える人も多いですが、我々はその対価以上のことを受け取っています。
僕は基本シャワー派ですが、このクソ寒い冬にたまに湯船に浸かるのが幸せです。
そしてその大量のお湯を全身で堪能できるのは、誰かが電気や水道の設備を整えてくれたからであり、それを毎月数千円程度で味わえるのだから、我々は明らかに対価以上のバリューを受け取っている事になります。
だから僕は公共料金の支払いが好き。
部屋の掃除や洗濯も、たまに面倒にはなるものの、基本的には楽しい。
実家に居た頃は「自分のことを全て自分で世話する」ということが出来ず、どうやら僕はそれがコンプレックスでした。
でも今では嫌でもそれをしなければなりません。
もう一度言います。
僕は一人暮らしを始めて5年です。
なのにまだこの辺の日常生活が楽しい。
自由の重みを味わう
自由には責任が伴います。
恐らくほとんどの人が自由に憧れを抱くと思いますが、恐怖や不安に駆られると思考停止し、「誰かの指示だけに従って生きる方が良いのかも」と主体性の無い性格になったりします。
1人暮らしを始めると、その手の「全て自分で決断しなきゃいけないストレス」がたまに発生し、それは主体性が無い人にとっては中々キツイ。
自由とは重いんです。
「一人」には意味がある
僕は一人暮らしを始めて「内向的な性格だった」と気付きました。
「内向的」と言うと聞こえが悪いですが、前向きに言い直せば「内省という資質が優れている」という事です。
内省という資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは一人の時間を愉しむ類いの人なのです。なぜなら、一人でいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。
人と付き合わなくなったおかげで僕には莫大な時間ができました。
おかげで映画を観る本数も増え、ブログも書き、または一人で音楽を聴いて部屋でボサーっとしたりしてます。
そしてこれらの内省行為は単なる「娯楽」であり、そこまで生産性のあるものではありません。
たまに賢い人が言います。
「生産性の無い趣味はやる意味が無い」と。
僕は違うと思ってます。
人間が何のために生まれてきたのかは知りませんが、僕は「心地良くなる為」に生きています。
誰だって幸せになりたいでしょう。
だったらそれが、一見何の生産性の無い行為だとしても、それをやっていて最高に楽しくてリラックスできるのなら、やるべきです。
「ゲームをやる人は空間認識力が高い」とか、そんな無理やりな意味付けは不要なんです。
「意味」に縛られると、こういう弊害が発生します。
「何が楽しいか」が大事なのに。
そうしてしばらく堕落すると気付く
「やりたい事しかやらない」
「見たくないものは見ない」
これは自分が病みやすいのをいいことに、こんなヘタレな僕でも幸せに生き続けられるよう身に着けたサバイバル術です。
僕は一時期極端にこの考えに従い、「何もしない生活」を送り続けました。
「堕落」です。
ずっと寝ていました。
起きても何もやる気が出ず、ボーっと2chまとめを見る生活。
「好きなことしかやらない。そして今は何もやる気が起きない。だから何もしない。」
動かないのでお腹も減らず、そこそこ痩せました。
1か月程度その生活が続き、ある日突然「何かしたい」と気付きました。
と同時に、ここで初めて「パリピの気持ち(皮肉)」が分かった気がしました。
人間は「意味の無い時間」を嫌う
少しパリピの父親の話をします。
僕は観光スポットが嫌いです。
お土産屋さんはしょぼくてやる気ないし、たくさんの人がいて気持ち悪いからです。
そして自分を含む観光客は、適切な撮影スポットで在り来たりな風景を撮影し、数分でその場を離れます。
一体何が楽しいのかさっぱり分かりません。
じゃあ何故皆在り来たりな観光スポットに行くのか。
それは単に「無意味な時間を過ごしたくないから」です。
ここで言う「みんな」は、全人類のことではありません。
飽くまで僕の周りの狭いコミュニティの話です。
僕の父はやたら子供たちをいろんなところへ連れてってくれました。
しかし僕はそれを純粋に楽しめず、どこかで「ふてくされてる感」があり、少し前までそれは「子供特有のふてくされ」だと思っていました。
でもどうやら本当に全然楽しくなかったみたい。
今思えば、うちの父親は典型的なパリピです。
「休みの日に家族で定番観光スポットへ出かける」ということに意義を感じ、そうすることで休日を有意義に過ごそうとしていました。
僕も以前はそうでしたから、なんとなく分かります。
ただ、僕は生まれた瞬間から「ゆとり的性格」だったので、「みんなで一緒にやることに意味があるんだよ!」的な思想には吐き気がするし、「各々自分で好きなことをすること」が大事だと知っています。
この辺りの事に、僕は一人暮らしを始めてから気付きました。
ただし、僕は父親を愛している
ここで大事なのは、僕が父親を愛しているということ。
父の気持ちは知りませんが、「きっとここが帰る場所(2012)」という映画のセリフで「子供を愛さない父親なんていない」と言われていたように、きっと父親は僕を愛しています。
少し話が反れますが(ずっと反れてますが)、「愛」という感情表現は、聖書の文化が馴染んでない日本人はあまり使いません。
でも洋画被れでミーハーな僕は、割と本気で「愛」という言葉で感情表現をします。
そんなわけで、子供の頃に連れていかれた変な橋とかが思い出としてありますが、ただ単に「家族として一緒に過ごしていた頃」をかけがえの無い思い出として記憶しています。
そしてこれらの感情は全て、僕が一人暮らしを始めたことで気付けました。
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1人だからこそ気付ける「人」の大切さ
未だに1人が大好きな僕は、人の大切さも知っています。
1人で急に思い立って「散歩」をするのが好きですが、散歩を続けると、最終的には「人」を求めその辺のコンビニやカフェに行き着いたりします。
人は暖かい。
素晴らしい。
「誰かに助けられた」とかそんなドラマティックなエピソードがあるわけではありません。
ただ、「一人の時間が増えた事」でそのありがたみに気付きました。
1人暮らしを始めると、一人の楽しさに気付き、そしてその先に「人の素晴らしさ」にも気付けるのです。
まとめ
誰にも縛られず、誰にも気を遣わず、ただひたすら自分を大事できる。
この記事を読んでくださる人の中に「自分を大事にしてる」という方が何人いるでしょうか。
恐らく大抵の人が「考えたことも無かった」と言うことでしょう。
1人暮らしを始め、長い事一人で生活し、僕は一人のありがたみ、自分の本当の人格に気付きました。
1人暮らし。
最高です。
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