僕は友達が極端に少ない。
というか居ない。
それは昔からそうなんだが、最近特に思うのが「前コミュニティの人たちとすぐ疎遠になる」という点だ。
という事を一人で考えてたら、ある答えに辿り着いた。
というわけで本日は「前の職場の人たちとすぐ疎遠になる理由」についての内省をさらけ出してみる。
前の職場の人たちと仲良いですか?
たまに、転職しても「前の職場の人達と頻繁に飲みに行く人」が居る。
すげーと思う。
反面、一般的にはそれが当然のようにも思う。
まず「職場仲間と飲みに行く」という行為が、至極当然なのは分かる。
ドラマとかでも良く見るしね。
でもそれは、
B.「友達として楽しめる飲み」の場合
がある。
今回「転職」という行為を通して、このA,Bの違いに改めて気づいた。
まず結論を言おう。
僕は前職の関係者とすぐ疎遠になるタイプだが、それは僕と彼らの共通点が「前職」のみだからだ。
彼らとすぐ疎遠になる理由は「共通点が無い」からだ
仕事仲間。
その仕事仲間と飲みに行くという普通の行為。
退職後、「久しぶりにどう?」みたいな感じで一回くらいは飲みに行ったりする。
でもそこでの話題は当然「職場」のこと。
僕からすると「前職」のことだ。
これ、退職者からすると実際「意味の無い時間」なんですよね。
僕はIT業界という事もあって、転職回数は少なくない。
そしてありがたい事に、基本的に転職する度にステップアップしてる。
だから正直、あまり前職に未練を感じたことが無い。
「全く寂しくない」と言ったら嘘にはなるが、それでも実際自分は常に良い環境に移行しているので、「前職の話」にあまり花は咲かない。
でも「前職の人たちとの飲み」となると、その話題からは逃げられない。
「最近どうよ?」みたいな話から現在~未来の話をする瞬間も確かにあれど、それは賞味5分も持たない。
立ち話で済むレベル。
退職者はもう「当事者」ではない
飲み会のように1時間2時間と話し込む必要があるのであれば、当然お互いの共通点の話題になる。
そしてそれは(さっきも書いたが)「その職場」しか無い。
この話題は、彼ら現職者からすると「当事者」の話だが、退職者からは「過去の現場」でしかない。
だから温度差がある。
もし「彼らとビジネス的なつながりを持つことにメリットがある」とか「同じ職種だから職場が変わっても共通点は変わらない」等であれば、疎遠になる事も無いだろう。
でも「当事者」と「過去の人」には温度差がある。
その違和感が、疎遠の正体なのだろう。
もう「前の職場」はコントロール外
「貴方が辞めた後、会社ではこんな事があって~」と相談されることもあるだろう。
実際「退職者」はもう当事者では無いので、当事者の彼らから逆にディープな相談をされたりする。(良くも悪くも「しづらい相談」をするのに丁度良い存在)
確かにそういうのには丁度良い。
退職者は、その職場の事を良く知りつつも「第三者」なので、現職者的には「言いづらい相談や愚痴」を言える絶妙なポジションに居る。
しかしどんな話題も「前職のこと」である以上、既に自分のスコープでは無い。
どれだけアドバイスしても、それはもう「アドバイス止まり」であり、それが実際に会社に影響を及ぼす割合は少ないし、及ぼしたところで自分に影響は無い。
例えば本気で「尊敬してるぱっかんさんに相談したいんです」という内容であれば、「人間 対 人間」の相談として親身に聞くが、そういう類でなければ、例えば「前職の実情」程度の相談であればマジでどうでも良い。
逆に疎遠にならないパターン
さっきも書いたが、自己成長やメリットがあれば当然付き合いは続く。
もしくはただの仕事仲間ではなく、
・見てるアニメが同じ
・波長が合う(凄く仲良くなった)
みたいなケースであれば、職場が変わろうがその人と疎遠になる事は無い。
レアケースだが、紛れもなく「大人になってから新たに出来た友達」の一人だろう。
くだらないことかもしれないが、このくだらなさを共有出来る関係こそ大事。
まとめ:疎遠になるのは仕組み上仕方がない
職場仲間と自分との共通点は、結局のところ「職場」しか無い。
その「職場」というスペースから自分だけが抜けたのであれば、前職の同僚たちと温度差を感じるのは当然の事。
何も自分が、もしくは貴方がドライな訳じゃない。