僕は以前さくらサーバーの一番安い「ライトプラン」で、このブログを使っていました。
ちなみにライトプランではワードプレスが使えません。
しかし、「SQLite Integration」という、ワードプレスを使えないサーバーでもワードプレスを使えるようにするプラグインがあり、それを使ってさくらサーバーで構築していました。
最終的に今では「SQLite Integration」から卒業し、幸せな生活を送っています。
「SQLite Integration」
「ワードプレス SQLite Integration」
「SQLite Integration 失敗」
などのワードで検索される方におすすめです。
Sqlite導入と、卒業までの経緯
私はポートフォリオ代わりに自分のプロフサイトを立ち上げました。
それは静的HTMLのみの単純なページなので、さくらサーバーのライトプランでも全く問題ありませんでした。
しかし、どうせ独自ドメイン取ったのなら、今まで使ってたAmebaブログもオリジナルに移行しようと考えました。
それがこのブログです。
しかし、ワードプレスがインストールできないプランだったため、調べて「SQLite Integration」を導入しました。
それから数ヶ月。登録記事数は10件程度でしょうか。
なんか、ワードプレスが凄く重くなりました。
元々、さくらサーバーとワードプレスは相性が悪いらしく、そのうえSQLiteでワードプレスを無理に使ってるせいか、ページ読み込み速度が異様に遅くなったんです。
そこで、思い切ってXサーバーを借りて、そちらに移行しました。
この時に、”「SQlite」は卒業してMySQLに無事乗り換えた”、と思っていましたが、プラグインの中に「SQLite Integration」がまだ残っており、実はまだSQliteの中に記事が溜まっているという状況でした。
ぶっちゃけこの辺りのことは良く分かりませんが、少なくとも僕のミスです。
そしてしばらくして、xサーバーに乗り換えたはずなのにページ読み込み速度が異様に遅いことに気付き、「もしかしてまだSQLiteで動いてるんじゃ?」と確信に近い疑問を抱きました。
FTPで確認すると、
wp-content > database > の階層に「.ht.sqlite」というファイルがありました。
sqlite使ってないはずなのになんで?と思いましたが、サーバーのことはチンプンカンプン。
前使ってた頃のが残ってるんだろうと考えました。
だとしたらこれは邪魔なファイルです。
試しにこの「.ht.sqlite」を削除してみることにしました。
とりあえず、サーバー上に新しいフォルダを作って、そこにワードプレス構成データを全コピーしました。(テストディレクトリ)
そしてテストディレクトリのURLを辿り、無事ブログが表示されているのを確認。
そしてテストディレクトリの方の「.ht.sqlite」を削除しました。
テストディレクトリは、無事表示されています。
「なんだ。関係ないじゃん。」
そう思い、今度は本ディレクトリの方で、「.ht.sqlite」を消してみました。
「HTTP ERROR 500」
こうなりました。
若干冷や汗をかきましたが、バックアップを取っていたので、ローカルから「.ht.sqlite」を再度アップロードしました。
「HTTP ERROR 500」
まだこの表示です。
もう一度消してみました。
「さぁ、始めましょう!(ワードプレスインストール画面)」
なぜかインストール画面が表示されました。
というわけで、今までの記事も全て飛び、ワードプレスは(僕のスキルでは)復旧不可能となりました。
そしてここで改めて、公式から最新バージョンのワードプレスをダウンロードし、今に至るというわけです。
SQLiteは脆い?
SQliteは、MySQLに格納される投稿ページなどの内容が、FTPソフトでアクセス可能な場所に保存されるようにするというもののようです。
少なくとも僕はその認識です。
そしてFTP上に保存されたファイルが「.ht.sqlite」というファイル。
このファイルを開く方法すら僕は分かっていません。
ダメ元でsublimeTextで開いても4桁の整数がズラーっと表示されるだけでした。
とにかく、FTP操作上で間違えて消したりする可能性もあるだろうし、それをローカルからアップし直しても復旧できないようじゃ、かなり心もとない状況です。
しかもそれが、ブログの命である「記事」に関するものならなおさら・・・。
ネットで調べても、「本格的にブログを使うならSQLiteは辞めた方がいい」みたいな記事が多いですし、本当、「ちょっととりあえずブログ使う程度」くらいじゃないと、SQliteは不都合が多いようです。
というわけで、分からないなりに、SQLiteを使わない方がいい理由をまとめてみました。
SQliteを使わない方がいい理由
1.読み込み速度が異様に遅い
遅いです。
xサーバーとワードプレスは相性が良いはずなのに遅いです。
ダッシュボード画面での操作も遅いです。
ブログを書くモチベーションが凄く下がるので、ブロガーとして致命的ですね。
2.ひょんな操作でデータベースが消える可能性がある
むしろ、「普段FTPから見えないところに格納されている」という理由から、僕はMySQLを毛嫌いしてました。
そういうデザイナーさんも多いと思います。
だから当初は逆に、「データベースがFTPから見えるところにある」というだけで、SQLiteに安心感を抱いてました。そのファイルの開き方も知らないくせに。
が、そのファイルに問題が生じたら一発アウト・・・というシビアさです。
今となっては、その恐怖心から解放されただけでも、だいぶ精神衛生上ラクです。
3.専門知識を要する
「データベース無しでワードプレスをインストールする方法」みたいな親切な記事が非常に多く、それらを参考にすると、「SQLite Integration」を誰でも簡単にインストールできます。
これによりサーバー格安プランでもワードプレスが使えるわけですが、その後のトラブルについての解決策が全く紹介されていません。
正直、素人(コーダー・フロントエンドエンジニア含む)が手を出していい代物とは思えません。
実際に僕は「全消し」という、仮にクライアント案件だったら吐いてしまいそうなミスをしています。
もちろん、
1.読み込み速度が異様に遅い
2.データベースが消える可能性がある
という不安要素は共に、その筋の方なら解決策を知っているかもしれません。
しかし、そうでも無いなら、僕は「SQLite Integration」はおすすめしません。
二度と使いたくないです。
まとめ
もし仕事で「ワードプレスを使えないサーバーなんだけど、それでもワードプレスをインストールできる?」という案件が来た場合、僕は自信を持って「できない」というつもりです。
「SQLite Integrationっていうのがあるらしいから、それ調べて入れてみて」
と言われるかもしれません。
そしたらこう言います。
「SQLite Integrationは使ったことありますが、僕のスキルでそれを使った場合、とても安心してクライアントに渡せません」
いややっぱりこう言います。
「任せてください!(クズ)」


















