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老害は嫌いだ。でも気持ちは分かる。

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優等と有能の違い。社会には「無能な優等」が多すぎる

僕はWeb制作系の仕事をしています。 その中で「この人はすげー有能だな」と思う事もあれば、「この人は優等だな(ディスり)」と思うこともあり...

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ぱっかん
執筆者:散歩ブロガー「ぱっかん(@pakkan316)」福岡散歩ブログも絶賛更新中!

僕は老害が嫌いですが、「俺も老害みたいなとこがあるなー」と気付くことがあったので、その件について掘り下げます。

老害とは?

本来は、世代交代が図れず老朽化した『組織』に向けて使われる言葉である。
転じて、能力の衰えた高齢者が社会や組織の中で活動の阻害をする際に使われる。

自分に知識や経験が備わり、特に学習する必要がないと思い込み、元々の性格の問題が表に出始め自分の常識や意見が一般論、もしくは一般論に優越する正論だと勘違いをするようなことがある。

老害とは、いわゆる「頑固おやじ」的な発想だと思います。

そして頑固になるのは「自分が正しい」と思いこむからであり、それはやっぱり高齢者に多いので、「老害」という言葉が広まったのでしょう。

老害ろうがい」とはまだ正式な日本語では無いようで、少なくともWindowsの変換では出てきません。
まぁあんまり良い言葉では無いですね。

老害のココが嫌い

・新しい考えを取り入れればすさまじく成長するのに、伝統を重んじるあまり、組織の成長が遅くなる

・自分が知ってる分野だけを正とし、相反する考えを認めない(柔軟性が無い)

・新しいものに対して常に否定的。

・とりわけ、最新テクノロジーについての嫌悪感が凄まじい

・懐古主義

とりあえずこんなところでしょうか。
自分は比較的歴史の浅い「Web」という世界で働いているので、仕事面で「頑固な人」にはあまり遭遇しませんが、たまに出会う上記のような人に対して「頑固だなぁ」と思います。

でも「老害な要素」は、高齢者だけではなく、その辺の若者にもあるし、自分にもあると気付きました。

自分の中にある「老害な要素」について

僕の話ですが、大人になりしばらくして、
・良く聞く音楽ジャンル
・良く見る映画のジャンル
・普段の行動
など、あらゆる面で幅が狭くなりました

昔はいろんなジャンルの音楽を聴いていたのに、今ではかなり限られたカテゴリーにしか興味を示せない
子供の頃は旅行が(たぶん)楽しかったのに、今では近所の散歩が好き

というように、いつの間にか自分の許容範囲(?)が狭くなっていました

誰にだってある懐古主義

また、「懐古主義」についてもそれっぽいエピソードがあります。

 

つい先日のことですが、ウチのマンションのエレベーターがリニューアルされました。

「~日に完全にリニューアルします」という張り紙がされてるのを見て、改装されるのを凄く楽しみにしました。

そして実際にリニューアルされ、新しくなったエレベーターや操作盤を見て、めちゃくちゃテンションが上がりました。
しかしその反面、昔の操作盤のレイアウトとか、文字盤のデザインを上手く思い出せない自分にとても寂しくなり、心の奥底で微かに「昔のエレベーターに戻ってほしい」と考えてしまいました

直後に「老害の心境ってこういう事じゃないか?」と自分でハッとしました。

他にも、「毎年実家に帰る度、自分の知らないアパートやスーパーが出来てるのを見て何とも言えない気持ちになる」という心境も、老害に近いような気がします。

問題は、この気持ちがマイナスに向くかプラスに向くかの違いでしょう。

大人の脳は子供の3分の1程度しか使われていない

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダーという本の中で、「大人の脳は子供の3分の1程度しか使われていない」というフレーズが出てきました。

 

しかしそれは決してマイナスな話ではなく、人は大人になることで得意分野がハッキリし、そこに尖って行く為に他の分野を排除している、という説明もありました。

もし子供のような柔軟さを持ったまま大人になると、あらゆる衝撃に過敏なままなので、要所要所で大人な対応が出来なくなるようです。

先ほど、「良く聞く音楽ジャンルが絞られた」という話をしましたが、それがこの「3分の1」の話に当てはまると思います。

昔は「誰かがオススメした曲」とか「流行り」を基に自分のプレイリストを構築していましたが、僕は自分が好きな音楽を知っています。

エモくて音圧が高くて、コード進行に「3456進行」を取り入れたドラマチックな曲
それが個人的にツボなジャンル(もはやジャンルですら無い)。

例えばこういう曲↓

それ以外の曲ももちろん聞きますが、大人になり知識を付け、自分の中で「めっちゃ好きなジャンル」が確立され、そしてそれは飽きないので、積極的に他の曲を取り入れようとは思いません

この考えが老害のそれに凄く近いと思います。

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結論:「自分のこだわり」を大事にしつつ、好奇心を忘れない

世の中が変わっていくのは確かに切ない。
実家に帰省する度に景色がちょっとずつ変わるので、その切なさは良く分かります。

 

しかもここ数十年は、「テクノロジーが急速に進化した特徴的な時代」でもあるので、それに付いていけなかった方たちは特に寂しさを感じることでしょう。

実際、「ポケベル世代」とか「バブル世代」の人の話を聞くのは凄く面白いです。
「そんな時代があったんだ」という発見や「その時代特有の魅力」が感じられ、つい聞き入ってしまいます。

しかし彼らは、その手の懐かしい話を飲み会の度に何度もします
これは決して悪い意味で言っているわけではなく、同世代で昔の話を繰り広げるのは確かに楽しく、人はやっぱりどこかで「昔に戻りたい」という気持ちがあるんだなと気付かせてくれます。

老害は嫌いだ。でも気持ちは分かる。:まとめ

この記事のまとめ

・「老害な要素」は誰だって少なからず持っている

・「あれもこれも変わってしまって寂しいな」を「なんでこうなってしまったんだ」とマイナスに考えたら老害になる

・大人になると自分の特性が絞られるので、他への興味関心は自ずと薄れる



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名前:ぱっかん(@pakkan316
一人が大好きなぼっちブロガー。
働き方、生き方、日々思った事、クッソどうでもいい事などをつづってます。
孤独との向き合い方や、孤独の楽しみ方をメインに情報発信しています。

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「当ブログ」と「ぱっかん」について

【職業】web諸々
【趣味】考えをまとめる・散歩・映画
【好きなファッション】ウォーキングデッドに出てきそうな奴
【好きな食べ物】ネオソフト・きなこご飯
【ストレングスファインダーの結果】着想/最上志向/内省/共感性/運命思考

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あまり精力的では無いですが、「Trash Area」という名前で音楽活動をしています。
エモいバンドサウンドが好きで、そういう曲をたまに作ってます。

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