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【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想

【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想

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この記事はたぶん 7 分で読めます。
ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

地球外生命体に乗っ取られた地球で、彼は何と戦っているのか?

サスペンス色の強いSFアクション超大作「オブリビオン」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。

まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。

※関連記事は最後にまとめて紹介します

予告編(トレイラー)

作品情報

公開年2013年
原題Oblivion(訳:忘却)
上映時間124分
製作国アメリカ
監督ジョセフ・コジンスキー
脚本マイケル・アーント、カール・ガイダシェク
ジャンル SF,アクション,ポストアポカリプス
主要キャスト トム・クルーズ(ジャック・ハーパー)
オルガ・キュリレンコ(ジュリア)
モーガン・フリーマン(ビーチ)
メリッサ・レオ(サリー)
アンドレア・ライズボロー(ヴィクトリア)
ニコライ・コスター=ワルドウ(サイクス軍曹)
配信サイト・媒体 市販DVD
Netflix…他
※記事公開時の情報です

あらすじ・みどころ

スカヴと呼ばれるエイリアンの攻撃により地球が壊滅し、生き残った人類は遠い惑星へと移住を余儀なくされる。最後まで地球に残り監視任務に就いていたジャック・ハーパーは、ある日、墜落した謎の宇宙船の中で眠っている美女を発見。

引用:オブリビオン : 作品情報 – 映画.com

良い点

・崩壊した地球がとにかく美しい

・どんどん不可解な状況に飲み込まれていく高いサスペンス性

・それでいて全ての伏線がしっかり回収される

・「トム・クルーズ」と「SF」の相性が良い。良過ぎる

・ハイテク機器の映像や音声が素晴らしい

悪い点

・若干消化不良気味のラスト

【ネタバレ無し】感想

【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想: 【ネタバレ無し】感想

序盤はとにかく「荒廃した地球」の美しさを堪能。
そしてその映像美に感動しながら、ジャックがミステリアスな状況に巻き込まれていくのを楽しめます。

そのワクワクが本当に気持ち良い。

「なんで?どゆこと?」
と思えるイベントが尽きないので、グイグイと引き込まれます。

そしてそれら全ての謎がちゃんと回収される

一気に「伏線回収」に走る終盤は本当に気持ち良く、それに伴いアクションも加速するので、見ていて本当に飽きません。

 

記事執筆時点で3度目の鑑賞ですが、まだ新鮮さがあります。

ただしラストはちょっと腑に落ちない

一見「きれいなラストだな」と思えますが、よく考えると粗が目立ちます。
しかし僕は「鑑賞中に気にならなければOK」というスタンスなので、初見では気にせず普通に楽しめました。

キャスト

【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想: ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)
ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)

無人の地球を管理するチームの一人。
偵察ドローンの修繕や戦闘など、基本的に現場仕事を任されている。
少年のように純粋な性格。

【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想: ヴィクトリア(アンドレア・ライズボロー)
ヴィクトリア(アンドレア・ライズボロー)

無人の地球を管理するチームの一人。
基地から足を踏み出すことがなく、管制塔からジャックのサポートをしている。
ルールを厳守する真面目な性格。

基本的な登場人物はこの二人です。

【ネタバレ有り】感想

※ここからネタバレを含みます。
 
 
 
 

ラストまでのザックリストーリー

・謎の地球外生命体「スカブ」に侵略された為、人類は宇宙空間にある「テット」と呼ばれる宇宙ステーションに移住していた。

・しかし海水から資源を回収する「採水プラント」は作動している為、ジャックとジュリアの二人は、期間限定でその「採水プラント」の管理任務に就いていた。

・二人とも、警備上の理由から過去の記憶を消されている。しかしジャックは時折「思いを寄せる謎の美女」の幻想を見る。

・しばらくして、スカブが作動させたビーコンを基に、一機の宇宙船が墜落する。

・ジャックが警戒しながらもそこに向かうと、中にはなんと人間が眠っていた。しかもうち一人は、ジャックがずっと夢で見ていたあの美女だった。

・その美女はなんとジャックの妻で、名前は「ジュリア(オルガ・キュリレンコ)」。

・しばらくしてジャックはスカブに拉致されてしまうも、実はスカブの正体は人間だったと判明。

・スカブの代表「ビーチ(モーガン・フリーマン)」の説明により、ジャックは、「テット」が地球を侵略し、自分たちを騙して地球を管理させていることを知る。

・そして自分がクローンであることも知る

・全てを知ったジャックは、スカブ(人間)と手を組み、テットの襲撃を目論む。

・作戦は見事ハマり、自分の命と同時にテットの破壊に成功する。

・3年後、なんとか守り抜いたサリー(ジャックの妻)の元へ、もう一人のジャックのクローンが現れる。

End

とにかく脚本が秀逸

どんどんミステリアスな状況に巻き込まれていくジャック。
我々もジャックと一緒に不可思議さを体験できます。

「スカブ」の正体が分かるまでも面白いし、「夢で見ていた女性」が不時着した宇宙船に乗っていたところも中々萌えました。
「自分のクローンと対面する瞬間」も熱かった。

そして「レコーダー」で最後の伏線を回収する展開も凄く良かった。

「Fallout」という似たような世界観のゲームでも登場するのですが、「テープ」などで「過去に何があったか」を知るシーンに本当にワクワクします
人づてに聞くよりもワクワクします。

本作はその辺の「おいしさ」の詰め込み方が上手い。

 

あと、この手のSF作品にありがちですが、「自分の正体がクローンだと知る瞬間」のやるせなさもしっかり体感できます。

「ジャック」にしっかり感情移入できれば、本作は最高評価になる

ワイルドで知的で、どこか子供っぽいジャック。
ジャックがスタジアムでアメフトのワンシーンを回想するシーンは、ベタな演出も相まって一つの名シーンとなっています。

そもそも「崩壊した街」が大好きな僕は、「荒れた地に降り立っている」というだけでワクワクします。
ジャックも、そんな自分と同じように崩壊したスタジアムで心を躍らせている・・・。

興奮のベクトルは違えど、「喜んでいる」という点で共通。
この時点でジャックの虜です。

そしてそして、「君の名は。(2015)」のように、「夢で見る女性」という甘い設定も加わっています
男なら誰しも「夢でしか見た事のない理想の女性」の存在に悩まされることでしょう。

絶対に手の届かない、不思議でミステリアスな存在。

中盤には、いよいよその女性が実物として登場するのです。
なんと美しいお話なのでしょう。

他にも、空中を縦横無尽に走り回れるパトロール機を乗り回したり、バイクで大地を走り抜けるシーンなどもあり、ジャックには心底ワクワクさせられました。

ジャックに感情移入していれば、自ずと中盤のミステリアスな展開での衝撃も増します。

「トム・クルーズがハマり役」という事も含め、久しぶりに大好きなキャラクターに出会いました。

「テット」の存在が判明してからのホラー要素が良かった

自分たちの司令官「サリー(メリッサ・レオ)」という人物。
ジャック達は通信画面でしか彼女の姿を見た事がありません。

そして終盤、いよいよ「テット」が地球外生命体のものだと知ります。

 

ということはもちろん、「サリー」も人間ではありません

ジャックは、その事実を知ったうえでサリーと通信する必要がありました。

この時のサリーの不気味さ、おどろおどろしさが凄まじい・・・。
いや、実際はそんなホラー的演出は控えめでしたが、「サリーの正体は何?!」と勘繰っている我々からすると、画面の奥のそのおばさんが非常に怖く感じられます。

そしてこれは定番ですが、「気味悪い映像」を超接写映像で映してきやがります。
荒い画素数の画面を接写で映すと、自ずと荒れた映像になります。

その気持ち悪さが怖くて、恐ろしくて、もう虜でした。マジで。

ガサツだけど、上手くまとまったラスト

爆弾を抱えて「テット」に乗り込むジャック。
ジャックは自分もろともテットを爆破する気です。

テットに乗り込む際、「ここへ来た目的を言いなさい」とサリーに迫られます。

もちろん「爆破しに来た」なんて言えませんから、ジャックは嘘を言います。
しかし音声分析により嘘だと見破られます。

改めてジャックは「ジュリアを死なせたくない・・・。人類を存続させるのが望みだ・・・。そのために来た。」と言います。
この話を信じたサリーは、テットへの着陸を許可します。

これもありがちな展開なのですが、「嘘を話す際、真実を織り交ぜる」というセリフ回し
ジャックはどちらとも取れるセリフを言い、サリーを欺きました。

こういうのも中々グッと来ますね。
個人的には、ここが最後の名シーンだったと思います。

その後は、ジュリアが入っているはずの箱から「ビーチ(モーガン・フリーマン)」が登場し会場を沸かせ、テットごと破壊

生き残った「ジュリア」は、平和を取り戻した地球で「もう一人のクローン(もう一人のジャック)」と生活を始め、エンドロールに突入。

「もう一人のクローン」は、中盤で主人公ジャックと対峙した人物ですが、冷静に考えると地球上には他にもたくさんの「ジャッククローン」が居るはずです。
だから本当は、「ジュリアの奪い合い」が発生するであろう、なんともやるせないラスト
「意味が分かるとむなしいラスト」です。

でもその虚しさこそSFの醍醐味。
クローンという不条理な存在への問題提起も含まれているのでしょう。

【85点】地球は誰に侵略されたのか?「オブリビオン」評価と感想:評価・まとめ

 

85点

改めて当記事を読み返して、「めっちゃ好き」を連呼するクッソ浅い記事になっている事に驚きました。
それだけ本作は分かりやすい展開の連続で、魅力が詰まっているんだと思います。

それにミステリーSF特有の「考察の余地」も少ない為、鑑賞後にグルグルと謎を考える必要もありません。
それだけ伏線をキッチリ回収しているということですね。

おしまい。

レビュー
レビューした日
レビュー作品
オブリビオン
総合評価
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Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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