こんにちは。
プチミニマリストのぱっかんです。
メディアで取り上げられるようなガチのミニマリストの方々を「レベル100」とするならば、僕のミニマリストレベルは40くらいです。
「要らない物は要らない」というスタンスで生きており、不要な物は多少勿体なく感じても容赦なく処分します。
そういう感じです。
さて、そんなプチミニマリストの僕にとって、非常に厄介なのが「プレゼント」です。
「ミニマリストなのにプレゼントもらっちゃった」とか「ミニマリストの彼に何を贈ろう」と悩んでいる方はどうぞ読み進めてください。
関連記事:
※関連記事は最後にまとめて紹介しますミニマリストにプレゼントはいらない
まず、「ミニマリストなあの人に何を贈ろう」と悩んでいる人への回答です。
Googleで「ミニマリスト プレゼント」で検索すると、「ミニマリストへの贈り物〇選」系の記事がヒットします。
そしてその中で、「大前提として、彼らはプレゼントを欲しがっていない」と言いつつも、「お花」「飲み物」などの「消えもの贈ると良い」と助言しています。
ミニマリストが喜びそうな贈り物
●お花
●飲み物
●食べ物
●金券(商品券、図書券、アマゾンギフト券など)
●チケット類
確かに、「彼らはモノを持たない生活をしているから、消耗品や旅行券なら喜ぶだろう」という考えに辿り着きそうです。
ですが、僕の感じ方で恐縮ですが、そういう「消えもの」すら不要。マジで。
ミニマリストの中には、「自分が興味ない体験にも興味が無い」というスタンスで生きている人も多いです。
僕が言うのもなんですが、マジで人格破綻者です。
ですがそれでいいんです。
「無駄な付き合い」や「一般的に良いと言われる体験」ではなく、「自分が好きな物」だけに突き進むのがミニマリストです。
だから、「消えもの」とは言え、「食べ物」とかをもらっても結構困ります。
食べ物も贈らない方が良い
僕の場合は、「自分が欲してないものを摂取しないといけない」という事実がまずもう嫌です。
例えば僕は「豚バラ」が好きで、焼き鳥屋へ行くと豚バラを10本くらい食べます。
すると雰囲気的に「そろそろ鳥皮も行っとくか」みたいな感じで、好きでもない鳥皮をなんとなく挟みたい気分になります。
しかしそれは「惰性」に流された行動であり、自分の本当の気持ちは「まだ豚バラを食べ続けたい」です。
ミニマリストになってからの僕は、「惰性の鳥皮」を頼まなくなりました。
全員が全員そうだとは思いませんが、ミニマリストは「自分の気持ち」に正直なので、食べ物や飲み物のプレゼントも控えておいた方が良いでしょう。
もしどうしても食品を送りたいのであれば、「その人が確実に好きな物」ならOKです。
しかし当人にとってそれは日常的なものである為、贈る側の「サプライズ的な感じで送りたい」という気持ちは満たされないでしょう。
あ、これは「ミニマリストへのプレゼント」全般に言えることですが、基本的にサプライズプレゼントはNGです。
ミニマリストは「100%欲しい物」じゃないと喜びません。
そして人格破綻者は人間性がアレなので、「欲しくないもの」をもらった時のリアクションが露骨です。
このように、サプライズプレゼントは誰もハッピーになりません。
答え:ミニマリストへのプレゼントとして最適なのは「Amazonギフト券」
僕の中のミニマリストという性癖が開花する前の話ですが、親からのプレゼントは毎回現金でした。
「あんたの欲しい物が良く分からないから、買って失敗しないように現金を渡すね。」と言われ、誕生日などに毎回現ナマをもらってました。
デキる親です。
しかし「現金」というのは、気が知れた家族間だから成立する話。
知人同士であればお金は渡しづらいものです。
だからそんな時は「Amazonギフト券」を送りましょう。
「商品券」や「図書券」と違い、「Amazon」というビッグモールで使える金券なので、どんなミニマリストにも効きます。
だからミニマリストに何かをプレゼントする際は、「Amazonギフト券」にしましょう。
少なくともハズレはしないはず。
ミニマリストなのにプレゼントをもらった場合
僕らミニマリストは、自分が興味あるもの、自分が好きなもの、自分が必要なものだけを家に置いています。
だからこそ、自分の部屋が洗練されて感じられ、自分の家、そして自分のことがより好きになれます。
しかし「贈り物」として、自分の好きな人から「興味ない物」をプレゼントされると、凄く困ります。
その人は好きなのに、プレゼントは好きになれない。
それはもはや「異物」です。
部屋の中に異物が混入しているという気持ち悪い状況です。
一応ミニマリストも人の心を持っているので、もちろん感謝の気持ちはあります。
しかし興味の無い物をいつまでも所持していたいとは思えません。
そうなると答えは一つ。
「処分」です。
これに関してはもう逃げようがありません。
しかし「要らないから捨てる」のではなく、「必要性が無くなったから捨てる」というプロセスです。
「その人から何かを受け取った」という事実にしっかりと感謝し、その真心を心の中に秘めておきましょう。
そして「モノ」は、知人に譲るなり、ハード・オフで売却するなりしましょう。(最悪捨てる)
非常に冷たい行為に見えますが、その「モノ」の気持ちを考えると、押入れの中で永遠に日の目を見ないより、必要な誰かの手に回った方が良いはずです。
しかし、「こないだのプレゼントどうしたの?」と聞かれた際に「売っちゃった」なんて言うと角が立つので、「しばらく使ってみたけど、どーーーしても自分に合わなかったから欲しがってた人に譲ったよ。凄く喜んでた。」とウソを吐きましょう。
いや、これもあまり喜ばしい選択肢ではありませんが、ガチミニマリストみたいに「人格破綻者と思われてもいい!」という境地に達していないのであれば、このセリフが無難です。
今一度、そのプレゼントが本当に必要か考えてみる
・重量感がある
・なんらかの電気製品
・1万円超え
この辺りの条件を満たすと、「満足感の高いプレゼント」の仲間入りを果たすと言われています。
例えばビンゴ大会で「2万円相当の美顔マッサージ機」が当たったら、興味が無くても嬉しいものです。
それはミニマリストの僕でも同じ。
きっと心の底から喜びます。
しかし家に帰り冷静になった後、その異物を見てテンションが下がります。
こないだ知人が「鈴木」という方のプレゼントを模索していました。
「お世話になった鈴木さんにプレゼントを贈ろうと思います。こないだ“テレビが欲しい”と言ってたのは覚えてるんですよね。だから今度鈴木さんに液晶テレビを買おうと思うのですが、もし間に合ってたらどうしよう・・・。でも、もし既に買ってたとしても、“私たちからもらった”ということで、ちゃんと使い続けてくれるはずだから、よし、液晶テレビにします!」
結果的に鈴木さんは、テレビをもらって凄く喜んでいました。
この件に無関係な僕が言うのも難ですが、「“私たちからもらった”ということで、ちゃんと使い続けてくれるはず」という思想に少し引っかかります。
「贈り物」は、人間としての温もりが感じられる素晴らしい文化だと思います。
しかし「贈ることに意味がある」というエゴが育ち過ぎると、「受け手の気持ち」すらコントロールしてしまう。
「要らないかもしれない」という不安材料があるのなら、その時点で不用品の押し付けは辞めておくべきです。
それに「惰性で使ってくれるはず」と祈り始めるという事は、「この贈り物によって受け手が負担を抱える可能性が高い」と分かり始めています。
それでもどうしても贈りたいのであれば、翌日にはリサイクルショップでショッキングな光景を目にする覚悟を持っておきましょう。
ミニマリストのプレゼント事情。食品などの「消えもの」も不要です!:まとめ
・ミニマリストへのプレゼントは「Amazonギフト件」が無難
・ミニマリストなのにプレゼントを受け取ったら、「気持ち」だけはしっかり受け取り、「品物」は必要としてる人に譲ってあげる。これは全然悪い事じゃない。
「サプライズギフト」は確かにとても嬉しいです。
しかしギャンブル要素が強過ぎます。
「どうしてもサプライズギフトを送りたい!」という人への答えは未だ見つかってませんが、もはやその行動を見直すべき時代なのかもしれません。
では最後に、「全然嬉しくないプレゼントをもらったけど、喜んでる風に見せる演技」を皆様に伝授して終わりにします。
プレゼントをもらって、袋を開けたらこう言ってください。
「ちょ・・・(笑)なんで知ってんの(笑)」
記事中に登場したリンク:
関連記事:
映画「ミニマリズム」から学んだこと。誤解してたこと。 | ぱっかんシネマ