「最近自分を律せてないなぁ」となんとなく思っていた矢先「勝間式超コントロール思考」という本の存在を知りました。
2019年2月に発売されたばかりの新書で、Amazon評価も中々良さげ。
実際に読んでみましたが、中々の良書です。
本書はとにかく「自分や周りをコントロールする方法」が丁寧に、具体的な出来事を交えて書いてある為、実際に実践しやすいです。
人間関係、時間、お金などにストレスを感じてる人には特にオススメ。
[itemlink post_id=”4146″]本書は「主体性」を意識している。ボケーっとした人には向かない
「勝間式コントロール思考」は、自分の影響範囲を広げたい人にオススメです。
例えば「誰かの指示通りに働いていたいなぁ」というように、自分の意思で行動することを得意としない人にはあまり向きません。
しかしその状況から脱却したいと思う人には強くオススメできます。
「コントロールすること」はとても良い事
まず本書の冒頭にて「コントロールは悪いことではない」と念押しされています。
コントロールというと聞こえは悪いのですが、それを例えば
「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら、自分のイメージ通りに物事を進める方法」
と定義をし直してみると、どうでしょうか。引用:勝間式超コントロール術:P2
また著者は、受け身的に生きるのではなく、自分が主役となって主体的に生きることでストレスフリーな生活が送れると言っています。
自分で決定権を持たず、いつまでも社会的地位の低い「指示待ち状態」で生きる人の方が不可は多い。
「コントロールできる立場かどうか」で幸福度から変わってくる。
「コントロールすること」がいかに素晴らしいかを再確認できます。
「我慢」はむしろ自己犠牲。選択肢を増やすことをあきらめない
我々日本人は、我慢したり抱え込むことを美徳としています。
しかしその悪しき風習に従った結果、体調を崩し病気になる人もいます。
本社では「“我慢”を選択するのは最終手段。できる限り自分が我慢せずに済むよう、たくさんの選択肢を準備しておくことで人生をコントロールできる」という事が書かれていました。(僕の解釈で書きました)
実際に僕も経験がありますが、自分にとって複雑すぎて分からないことや面倒なことが起こったら、自分での思考を辞め誰かの指示に従ったり、「怒られてもいいや」という気持ちで雑に作業してしまう事がありました。
しかし今考えてもやはりその行動は最善とは言えず、最終的には自分自身でストレスを抱えていたと思います。
だからストレスフリーな生活を送りたい僕は、本書を読んで改めて、自分の責任で選択し、人生を送ることが大切だと気付かされました。
僕は「オープンワールド」と呼ばれるジャンルのゲームが好きですが、その中でも特に自由度の高いゲームが好きです。
そしてゲームにおける自由度の高さとは、MAPの広さや非人道的行為ではなく、そもそもの選択肢の多さにあると思っています。
つまり現実でも自由に生活をしたいなら、自分で考え選択肢を増やすことがやはり大切だと思ってます。
オープンワールドゲームの魅力・楽しみ方を力説する | やるゲーブログ
勝間さんは「効率化」を徹底している
意外にも本書は「効率化」についても徹底的に解説されていました。
そして「効率化」も「自分をコントロールすること」に繋がっています。
勝間さんはADHDらしく、苦手な作業を通常の人よりも特に苦痛に感じるようです。
だから自分が苦手とすることは他の人に頼んだり、ITの力を借りてシステム化しているとのこと。
このように徹底して効率化することで自分に余裕が生まれます。
そして余裕が生まれることで、より自由な選択を取れるようになるのです。
さっきも書いたように、作業が複雑で難しかったり面倒くささを感じると、思考停止して「我慢」という選択肢を取りたくなります。
だから最初からそうならないよう、自分の苦手なことを他人に任せたり、多忙にならないように仕事をセーブし、余裕を保っているそうです。
本書のおかげで「音声入力」を知った
この記事は「音声入力」を使って執筆しています。
(デビュー戦なのでめちゃくちゃ難航してます)
難航してるにも拘わらず僕が音声入力に挑戦してるのは、勝間さんが「入力スピードが上がる」と言っていたから。
そしてその後にググってみて、「音声入力で執筆速度が3倍になる」などの記事がたくさんあったので、思い切って僕も取り入れてみました。
これはちょっと余談的な話ではありましたが、自分の余裕を保つために常に新しいことを仕入れる姿勢は、IT業界で働く人のそれに少し似ています。
【書評】「勝間式超コントロール思考」で、自分の人生をコントロールしよう:まとめ
・「ストレスフリーな生活を送りたい」「自分をコントロールできるようになりたい」という人にオススメ
・自分をコントロールできるようになると、自ずと自由になる
・本当に「我慢」をするしかないのか、他に選択肢は無いか、適度に疑問を抱くべし
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