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(~125cc)普通四輪免許所持者が、AT限定小型自動二輪免許取得までの経緯と、取得するまでの話

(~125cc)普通四輪免許所持者が、AT限定小型自動二輪免許取得までの経緯と、取得するまでの話

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優等と有能の違い。社会には「無能な優等」が多すぎる

僕はWeb制作系の仕事をしています。 その中で「この人はすげー有能だな」と思う事もあれば、「この人は優等だな(ディスり)」と思うこともあり...

この記事はたぶん 15 分で読めます。
ぱっかん
執筆者:散歩ブロガー「ぱっかん(@pakkan316)」福岡散歩ブログも絶賛更新中!

当記事は、”既に車の普通免許を持っており、そのうえで原付とか小型二輪に乗りたいと思うようになった人”にフィットする内容となっております。

こんにちは。
ヘタレのぱっかんです。

僕は車の普通免許だけを持っています。
もう何年も前ですが、実技講習の際に教官の人が、二輪講習中の人たちを見ながら、
よくバイクなんか乗るよなぁ。タイヤが4つあれば絶対にこけないのに
と言っていたのを聞き、それ以来バイクに苦手意識を抱いていました。(この影響の受けやすさがヘタレだなと思います)

しかし福岡市内に引っ越して、
もしかして自分のライフスタイルには小さめのバイク(51cc~125ccの原付二種)がフィットするかも
と思うようになったので、排気量125ccまでのバイクを運転できる「AT小型限定普通二輪免許」を取得するに至りました。

自動車学校の入校費用は、福岡市のマイマイスクール花畑の場合で68,280円でした。
※免許取得までにかかる費用は随時更新していきます。

2018年4月6日追記:
AT限定小型自動二輪の免許取得期間が、最短3日から2日に短くなったらしいですね。
一日に受講できる時間数が増えたとのことで、これからスクーター乗りが増えそうで楽しみです。

dio110(ディオ110)レビュー。実際に買ってみて人気の理由が分かった | ぱっかんのガジェットブログ
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※関連記事はブログの最後でまとめて紹介します

※当記事は
「小型自動二輪」
「原付二種」
「125cc 免許」
などのワードで検索される方におすすめです。

排気量50ccまでの原付か、51cc~125ccまでの小型二輪か

永遠のテーマみたいな話ですが、原付か小型二輪かで迷われている人もきっと多い事でしょう。
僕も、「原付が欲しい」と思い立ってから凄く迷いました。

そもそも車の免許があれば原付を運転できますから、バイク屋さん行って原付買えば、すぐにバイクライフを楽しむことができます。
というか実際、16歳の時に原付の免許を取得し、そこから2年間はスクーターに乗っていたので取り回しや魅力は理解しています。

しかし、改めて調べると原付は厄介だと知りました。

厄介な理由は、主に以下の2点です。

①制限速度30km
②二段階右折

①の「30km」は誰でも知ってると思います。
昔はこのルールにも普通に納得して原付に乗ってたのですが、自動車に乗るようになった今考えると、確かにこれは逆に危ないと分かります。

制限速度30kmは車から追い越されるの前提であるため、基本的には路肩に寄って走行します
でも路肩は、排水溝?やらなんやらでガタガタして、結構運転し辛い

その結果ハンドルを取られて「うぉっと」となることも結構ありました。
実際にこけたことはありませんが、転んだ後に後続車に轢かれることもあり得ます。

②の「二段階右折」も、当時は納得してましたが、知恵を付けた今考えると、確かにクレイジーなルールだと思います。

二段階右折(にだんかいうせつ)とは、道路の交差点で左側通行の国において右折する場合に、交差点の側端(交差点の輪郭)に沿って曲がる事を言う。右側通行の国において左折する場合に同様の行為により曲がることは二段階左折と言い、どちらの場合も含めてフックターン(かぎ曲がり)とも言う。

引用:二段階右折 – Wikipedia

簡単に説明すると、歩行者みたいな動きになるってことですね。
歩行者が交差点で対角線上の道路に行きたい場合、信号を2回待たないといけません。
原付も、特定の状況下では2回信号を待たないといけないんです。

イカれた交通ルールを紹介するぜ!!
「左折専用車線を右折合図を出しながら直進」!
以上だ!

引用:イカれた交通ルールを紹介するぜ!!

上記参考サイトに書かれている通り、現代においてこのルールは狂ってます。
実際、原付の免許を持ってないドライバーは「二段階右折」の存在すら知りませんから、道交法通りに運転しているのに「なんだこの原付アタマおかしいんか?」と思われることも普通にあるわけです。

さて、長くなりましたが、排気量51cc~125ccまでの小型二輪の場合、上記の2つのルールに縛られません

そのため、精神衛生上原付よりだいぶ楽なのではと考えました。
他にも、AT限定小型二輪のメリットはたくさんありますので、まとめました。
※AT限定と記載してますが、AT(オートマ)に限った話では無い場合もあります

AT限定小型二輪のメリット

税金が安い
大きなバイクが苦手な人にも扱いやすい
免許取得が安いし簡単
二人乗りが出来る

税金が安い

車やバイクは、持っているだけで税金がかかりますね。
軽自動車であれば毎年10,000円かかります。
普通乗用車の場合、29,500円~111,000円かかります。
もはや金持ちの娯楽に思えてきますね。

で、バイクについてですが、原付はたったの年間2,000円です。
小型二輪も原付と同じで、年間2,000円しかかかりません

ちなみに、排気量125cc以上(普通二輪免許以上)からは、重量税やらなんやらもかかってきて、年間10,000円近くかかります。
しかも車みたいに、車検も必須になってくるみたいです。

こうやって見ると、「税金関係は原付と同じで、原付縛りの交通ルールからは解放」されている自動二輪が最強に思えてきます。

大きなバイクが苦手な人にも扱いやすい

原付でも重かったのに、大きいバイクとか怖そう
というのが僕の第一印象でした。

ですが、スズキのアドレスv125など、限りなく原付に近いサイズの125ccもあるみたいです。
取り回しが原付と全く同じ」って言う人もいるみたいなので、体が小さい*女子供でも扱いやすいのが嬉しいですね。
子供は無いか。

 

*女子共は、「じょしども」ではなく、「おんなこども」って読んでくださいね。

免許取得が安いし簡単

当記事で紹介している「AT限定小型自動二輪」の場合、自動車学校費用は7万円前後です。
※車の免許を既に持っている場合

30万円近い車の免許とかに比べると雲泥の差ですね。

しかも必修は8回の実技のみ
車の免許を持っていれば、学科も免除となります。

「AT限定」という縛りが少しかっこ悪い気もしますが、MTも含めた場合、13万円くらいの価格でした。
せっかくならMTも運転できるようになりたいという思いはありましたが、価格が高過ぎるのであきらめました。
それに実際乗らないだろうし・・・。

だから特にこだわりが無い場合、AT限定でもいいかなと思いました。

※見出しに「簡単」と書いていますが、8時間しか無い中で、「コースルートを覚える」「運転スキルを磨く」「法規走行をマスターする」というのが詰め込まれているため、実技は割と難しいです。飽くまで「学科が無い」という意味でとらえて頂ければと思います。

二人乗りが出来る

小型自動二輪は、免許取得後1年経過したら二人乗りができます
もちろん、二人乗りできる装備が整ったバイクのみです。

正直、僕はバイクに対する恐怖心とかがまだあるので二人乗りする気は無いですが、いざという時にムフフ

また、教官もことあるごとに言われていましたが、「バイクは基本的に一人乗りの乗り物」です。
基本的には一人で楽しみ、なんか特別な事情があった場合にのみ二人乗りをするようにとのことです。

だから、あんまり大切な人は後ろには乗せたくないですね。
それでいて「ムフフ」って言ってるということは、かなり最低なことを考えています。

AT限定小型二輪のデメリット

車の普通免許じゃ乗れない
小さいバイクの場合ドライバーに煽られる
駐輪場によっては駐輪できない

細かく解説していきます。

車の普通免許じゃ乗れない

原付みたいに、普通自動車免許だけで小型二輪まで乗れるようにしよう
という動きがあるみたいですが、まだ実現の予定は無いようです。

事の発端は、2016年9月17日に神戸市で開かれた「BIKE LOVE FORUM」での経済産業省自動車課、川野大志さんの発言によるもの。

 

川野「そう簡単ではないのかもしれないが、排気量125ccの免許を今までより簡単に取得するというような取り組みにチャレンジしてみたい。」

引用:普通自動車免許(車)で125ccバイクが乗れる?解禁日はいつ?理由は? | バイク初心者から整備やカスタムまで!

もしこの法が制定されたら、小型二輪免許を取ったばかりの僕は悔しくて仕方ないと思います。
気持ち的に、僕が免許を取得して7年後とかに制定されてほしい。

小さいバイクの場合ドライバーに煽られる

先ほどメリットとして、「小型二輪は普通の原付なみに小さいものある」と挙げましたが、これ故に煽られる場合があるようです。

実際、小型二輪のバイクはナンバープレートがピンク色か黄色となっており、これで原付との違いを判別できます。(原付のナンバープレートは白色)

しかし、一般的なドライバーにはそれを知らない人もいて、そんなドライバーは、前を走ってる小型二輪を原付と思い込み、積極的に追い越そうとしてくることも多いようです。

対策としては、「PCXなど、明らかに原付では無いサイズのバイクに乗る」というのがあるみたいです。

この問題から、日本のバイク認知度の低さが伺えますね。
実際に僕も小型二輪に興味を持つまで知らなかった(忘れてた?)し・・・。

駐輪場によっては駐輪できない

ウチのマンションでは、駐輪場に普通にバイクが止めてあります。
でも、たいていの駐輪場では消防法などの関係で、50ccまでの原付、もしくは125ccまでしか止められないようです。

125ccまでならいいんですが、50ccまでなら小型二輪は止められません。
ん~。厄介。

AT小型限定普通二輪免許を取るに至った経緯

本当は原付(50cc)を買おうかと思っていた

福岡市に引っ越してから、深夜の散歩が趣味の一つでした。
特に、「オープンワールドゲームにハマると、しばらく現実が楽しくなる」でも書いてたんですが、ゲームにハマって引きこもった後の深夜散歩が格別です。

しかし、深夜散歩を3年近くしてたら、もっと遠くに行きたいなと思うようになるわけです。

 

そこで原付が欲しくなりました。

まぁ、誰だって遠出するための足は欲しいですよね。

原付だと「縛り」が多く走りづらい

先ほどデメリットで挙げたように、「30km制限」「二段階右折」がウザイ。
それを考えると、「新しく原付を買う」という状況なのに、心の中からワクワクする感情が湧き出てきませんでした

AT小型限定普通二輪免許取得費用は、二輪免許の中で圧倒的に安い

僕の場合は、AT限定で教習所料金は7万円しませんでした。
しかし、MT込みの免許の場合、13万円という2倍近い価格に。

MTバイクに多少のロマンは感じますが、少なくとも自分のバイクとしてギア車なんて買わないだろうし、免許代も高いので、MT込み小型自動二輪免許は、選択肢にはありませんでした。

AT小型限定普通二輪免許の取得への道

取得方法は2つあります。

1.自動車学校を卒業する
2.直接免許試験場で試験する(一発試験)

よっぽど運転に自信が無いと、2の一発試験はクリアできません。
そのため、ほとんどの人が自動車学校卒業を選択するはずです。

1.自動車学校を卒業する

今回の僕が選んだ道ですね。
高い金を払って、8時間の講習を受けるコースです。
1,2か月の覚悟が必要ですが、安全に、そして確実に免許を取得することができます。

実際、実技試験の際には必ず以下の難題が待ち受けています。

S字コース
クランク
一本橋
急制動

これらは一度や二度の運転でクリアできるものではなく、特に「一本橋」は難関です。

2.直接免許試験場で試験する(一発試験)

凡人には無理なコースです・・・。
解説する余裕があったら解説していきます。

※一発試験についてはこちらの記事が参考になります。
自動二輪免許(小型AT限定)を一発試験で取得しました

 

ぶっちゃけ、この「一発試験」はもう無くなってもいい制度のような気がします。

教習所まで運んでくれるバスのドライバーさんが、「昔は一発試験でバイクの免許が簡単に取れてた」と話してくれました。
実際、40年以上前は免許制度がかなり緩く、免許持ってない状態でバイク乗ってもそこまでうるさくなかったようです。

だから今と違い、自動車学校に行かなくても割と自由に練習できます。

そして、僕が苦戦した「コースルートを覚える」という難題は、実際のルートを走らないと把握できません。
でも昔は、空き時間とかにコースを歩いてよかったみたいですね。

今ではほとんどの教習所でそれは禁止されています。
(※この辺りについて詳しい方がいましたら、是非コメントください。)

色々禁止されたけど、制度だけが残ってしまっている
という風に思えてなりません。

実技講習日記

合計8回の実技講習があります。
その実技を受けた後、日記として出来る限りリアルタイムで残していきます。

※実技講習を受ける度に教官から、「AT限定小型二輪は8回と少ないので、集中しましょう。
と釘を刺されます。

1段階「とりあえず乗ってみる」

16の時に原付免許取ってその後2年間は原付に乗ってたから楽勝だろう
と思っていたらこけました。

しかし、感覚をすぐに思い出しなんとか普通に乗りこなせました。

たぶんある程度乗れた人は、この段階で障害コースを走行させてもらえると思います。

S字クランク
L字クランク
一本橋
坂道発進

ですね。
坂道発進は、ギア車限定のスキルみたいなもので、AT限定では難しくもなんともありません。
油断してたら10cm以上バックしてしまい減点されるかもしれませんが。

とにかく、一本橋が恐ろしく難しいので気を付けましょう。

一本橋とは、正確には『直線狭路コース』といい、長さが15メートル、幅が30センチメートル、 高さが5センチメートルの平均台をふらつきや脱輪、転倒、エンストなどをしないで低速でバランスを保ちながら安全に走行する練習です。

引用:一本橋(平均台)の走り方のテクニック

2段階「シミュレーター」

20年前のゲーセンのバイクゲームみたいなシミュレーターで、濡れた路面とか、横風とかを体験します。
勝手が本物のバイクとは全く違うので、めちゃくちゃ難しいです。

こんなものを上手くなる必要は無いのですが、シミュレーターとしてのコツを掴めばスムーズに終わります。

 

僕はたまたま、頭が固そうな50代くらいの方と同じ講習を受けたのですが、やはり融通が利かないようで、本物のバイクのつもりで運転する癖が抜けず、転倒の連続で中々イライラしてらっしゃいました。

シミュレーターの中でこけることはよくあるのですが、その人は最終的に海に突っ込んでたのが凄い面白かったw

僕があまりに笑うもんだから、教官の人が何度もリプレイで、いろんなカメラアングルで海へのダイブを見せてくれて、遠慮なく笑わせてもらいましたw
「なんでダイビングしてるんですか笑」とか教官が煽ってて、当のおじちゃんは、上手く行かないことにイライラしてたのが最高でしたw

やっぱり、「面白いけど、当の本人は少しマジになってイラついてる」っていうのは最高に面白い状況ですね。
「天然の人は自分を天然と認めない方が面白い」という話に通ずるもんがあります。

3段階「見極め」

実技講習は、第一段階(計3回)と、第二段階(計5回)に分かれています。
そして、この3回目の実技講習では「第一段階最終」ということで、「ある程度ちゃんと運転できるか」を判断されます。

完全に油断してました。
まず、この段階までにコースルートを暗記しておく必要がありました

そこまで頭悪い方じゃないし、車の免許も履修なしで一発で取れたし、小型二輪なんて、普通になんとなく受けてたらとりあえず免許取れるっしょ
なんて考えてたけど、本当に甘かった。

こんな考えだと、簡単に落とされます。
実際に小型二輪は、車の免許よりも不合格率が高いらしいですね。

肝心のコースルートですが、「見極め」の本番中になんとか叩き込み、幸い、履修なしでクリアできました。

確かに前回の講習で、「マップ渡しておくからしっかり覚えといてね」とは言われましたが、まさか「次回までに覚えといてね」ということとは思いませんでした。
「余裕だろ」と思い込み過ぎて、人の話をよく聞いてなかったみたいですね。

ちなみにですが、講習中はヘルメットを装着してる分、教官の言葉が中々頭に入ってきません
聞き取りづらいのはもちろんですが、なんか頭に入りづらいんです。

電話中に外がガヤガヤうるさいと、電話の声は聞こえるけど、頭が理解しない
のと同じような感じでした。伝わるかな。これ。

とにかく、「全ての免許を履修なしで一発で取る」ということに、半ばプライドみたいなのを感じていたので、ここで履修付かなくて本当に良かった・・・。

4段階目「シミュレーターで法規走行」

学科で覚えたことを再確認する、みたいな感じでした。
実際、僕が学科を終えたのは8年前です。

合計3人で同じ講習を受けたのですが、僕以外の二人は普通自動車免許を持っておらず、学科も平行して受けていたようです。
その為か二人ともそこそこ学科の知識もあったのですが、僕はというとびっくりするくらい・・・

憶えてました。(少し自慢)

いやー。
何年も前に蓄えた知識を改めて試されるのって、めちゃくちゃ楽しいですね。

5段階目「急制動」

ここからは、コースを全て覚えていることが前提となります。
そしてここに来て初めて急制動を体感しました。

普通自動二輪や大型自動二輪の急制動は、決められた制動開始地点でブレーキを開始して、小型自動二輪の場合は8m、普通・大型自動二輪は11m先の停止位置までに停止させなければいけません。路面が濡れているような場合は、小型自動二輪で11m、普通・大型自動二輪で14mになります。また、制動開始地点では小型自動二輪で30㎞/h以上、普通・大型自動二輪で40㎞/h以上の速度を出しておく必要があります。倒れる、または停止位置を超える場合は検定中止となります。

引用:バイクの急ブレーキ・急制動のコツについて GooBikeマガジン

実際に体感する前は、「急ブレーキ」だと勘違いしてましたが、実際はただの「制動」です。
急ブレーキに近い感じでブレーキすると、指定の8mよりも圧倒的に手前で止まれます

8mを超えたらいけませんが、どれだけ手前で止まろうと減点にはなりません。
しかし、飽くまで「制動」という形で覚えるためには、「そんな急にブレーキをかけてはいけない」という感覚で覚える必要があります

その他、「緊急回避」などをしましたが、そこまで難しいものじゃありません。

6段階目「危険運転」

ちょっぴり第二コースを走らせてもらって、その後危険運転の体験をしました。
教官の後ろに乗って、実際に車が急に飛び出してきたり、急に左寄せされた場合を体験。

 

これはとても恐ろしい経験でした。

教官が急ブレーキを踏むのですが、こちらが、「早く止まって!」
と思った0.5秒後くらいにブレーキが効きだす感覚
なので、なかなかの恐怖でした。

特に、「教習所内という短い距離で、60kmのスピードを体感する
というのは本当に恐怖でした。

ギアをがっちゃんがっちゃん換えて、こちらとしては「早く止まらないと壁に当たる!」
くらいの距離感なのに、まだまだ加速する恐怖

本当に、「免許取ってもバイク乗るの辞めようかな・・・。」と思ってしまいました。

ですが冷静に考えたら、他人の運転ってもともと怖いものがありますよね。
車で助手席に乗ってる時、ドライバーのブレーキのタイミングが自分と違うだけで恐怖を感じることがあります。

今回は初めてバイク二人乗りの後ろを経験したので、言われてみれば、「バイクで初めて他人のブレーキ感覚を体験した
ということになります。そりゃ怖いわけだ。

また、「向こうから教官がバイクで来るから、何キロか当ててみて
というのをやりました。

ブーーーーーーン
と来たので、「30kmくらいっすかね」と感覚で答えたら

「ブッブー。60kmでしたー。このように、バイクというのはほとんどのドライバーから、”スピードを出してない”と思われています。その為、急な割り込みや右折をされやすいので、そこを予測した運転を心がけてください。」
と言われました。

確かに、僕は車の免許を持っているにも関わらず60kmを30kmに感じたのですから、やはりほとんどの人が「バイクは飛ばしてない」と思うのでしょう。

バイクは車より小さい分このような勘違いが起きるらしいので、免許取ったら気を付けていきたいと思います。

7段階目「2時間シミュレーター」

マイマイスクールでは、最低2人以上参加しないと この教習は受けれないので、自分しか予約が入ってない場合は強制キャンセルという不条理さでした。
※幸い僕の時間では他に2人入ってた。

操作が難しいで話題のシミュレーターを使って、危険運転を体感するというのが本題です。
やたら住人の運転が荒い街を駆け抜けます。

交差点にてこちらが右折待ち。対向車のトラックがパッシングしてくれたので曲がろうとしたら、トラックの後ろからバイクが出てきた(通称サンキュー事故)
4台くらいの縦列駐車を追い越そうとしたら、うち1台が急に飛び出してきた

この辺りが印象的でした。

特に「サンキュー事故」は、僕も原付の免許取り立ての頃にやってしまったので凄く怖いですね。
(実際に事故にまで発展しませんでしたが、一斉にいろんな人からクラクション鳴らされたのが中々ショックでした)

8段階目「最終見極め」

1コース、2コースともに見極めです。
1コースは既に何回も走ってますが、2コースのルートをちゃんと走るのは今回が初
にも拘わらず、「道ちゃんと覚えてなかったらアウト」というシビアさです。

学科免除のAT限定小型自動二輪だからこそのシビアさっぽいですね。

 

僕はなんとか叩き込んでたので無事クリアしました。

そこで改めてこっちから「今の運転で本試験クリアできますかね?」って聞いたところ、
ギリギリアウトやね」との回答が。

その後どういうところが減点対象なのかボロボロ教えて頂きましたが、
マジで

「さき言ってくれや」

と思いました。

できることなら、「どこを気を付ければいいか」は把握しておいた状態で本試験に挑みたいものです。
今までずっと「これでいい」と思ってた運転を、8段階目の最後の最後で急に「だめ」と言われたので、割と取り乱しました。

AT限定小型二輪は全部で8時間しか講習が無いので、不安なことはバシバシ聞いた方がいいかもしれませんね。
もしかしたら教官も、”履修前提”で教えてるかもしれません。

本試験

やったーーーーーーーーーーーーー!!!!
受かりました。
なんとか一発で合格できた・・・。

運転免許系は全て履修無しで一発合格する
という自分の(無駄に意識高い)ジンクスを守り抜きました。

点数は85点だったそうです。ちなみに合格点は70点以上
結構イッテる。

ちなみに僕の減点対象は、
S字カーブに入る前の左折で右に膨らんだ
車線変更はウィンカー出した後3秒後にするが、それが1秒くらいしか無かった
の2つでした。(他にもあったかもですが、この2点だけ教えてもらいました)

なにはともあれ、無事合格したので後は免許試験場で面倒くさそうな手続きを終え、免許を交付してもらうだけです!

余談

これはマジで関係ない話ですが、一緒の教習を受けることが多かった「清水さん」というおじさんがいました。
たぶん60歳くらいで、原付を40年くらい乗り続けてるというお方。

その人と良く話すようになったのですが、その方は原付の癖が色濃く残っているようで、結構履修が多かったようです。

清水さんと僕はよく話すようになり、「既にPCXの手付金を払ってる!!」と自信満々に話されていました。

清水さんの履修も追いついたようで、8段階目の「見極め」の時も一緒に講習を受けました。
「見極め」は、本試験への切符に繋がる大事な講習です。

僕はなんとか一発でいけましたが、清水さんはだめだったようで、
「だめだった・・・。また履修を受けてやり直すよ・・・。」と落ち込んでいました。

 

なんか、SFでよくある「隔離施設に閉じ込められる話」をおもいだしましたw

世にも奇妙な物語で言うと、中居正広の「オトナ受験」がそうですね。

隔離施設から解放されるためには最終試験に合格しないといけない。
でもその試験の内容が、「不器用で使い物にならないけど、ずっと自分に良くしてくれたおじさんを、自分の手で追放すること
で、正義感ぶった主人公が、「俺にはそんなことできない!!!」みたいなこと言って、

合格だ。

となる流れの話ですね。
ディストピアもののSFではこういう展開割と多い気がします。

講習の話に戻りますが、
普段は優しいけど不器用なおじさんを横目に突き進む自分に、主人公補正がかかって少し気持ち良かった

AT限定自動二輪免許のまとめ

・原付と違ってめちゃくちゃ便利
・それでいて中型以上の二輪と違い経済面で優れている
・しかも短期間で免許が取れるうえ、取得費用が安い
・ただし、油断すると履修祭りになるくらい難しい

講習の難しさですが、たぶん車の免許の比じゃありません。
車の免許の場合、ある程度器用な人なら、自主的に勉強せずとも合格点は一発で行けると思います。

実際にそれだけ教習時間も長いですしね。
ですがAT限定小型二輪は8時間のみ。しかもシミュレーター抜いて、本物のバイクに跨れるのは5時間のみというシビアさです。

そもそも原付すら乗ったことないのであれば、ある程度器用な人でも履修は覚悟しておいた方がいいかもしれません。

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2 件のコメント

  • 初めまして、私もAT原付二種を取るために教習所に通ってます、
    おっしゃる通り一本橋が全く渡れずに一時限一本橋だけ練習なんて事がありました、
    おかげで見事に乗り越し(今は言わないのかな?)2日で取れるなんてとても信じられません、
    あと何時限乗れば免許が取れるやら、トホホ。

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