僕は以前までタバコを吸っていましたが、今は何とか禁煙生活を謳歌しています。
一般的に禁煙のメリットと言えば「ストレス解消になる」「リラックスできる」あたりが有名ですが、個人的にはもっと素晴らしいメリットに溢れていると思ってます。
とは言え僕もタバコは嫌いです。
だから当記事は、決してタバコを賞賛するものではない事を先に伝えておきます。
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※関連記事は最後にまとめて紹介しますそれでは次項から「たばこのメリット」についてまとめ形式で紹介します。
メリット①:怪しまれずにボーっとできる
僕は外で一人でぼーっとするのが大好きです。
でも「外で一人でぼーっとしてる人」というのは結構怪しく見えてしまいます。
これは実際にそれが好きだという僕でさえそう感じてしまうのですから、割と深刻な問題です。
しかしタバコがあれば話は別。
タバコさえ持っていれば、スマホを開かず、本を読まず、外で遠くを見ながらぼーっとしてても特に怪しまれません。
喫煙者でもなければ、「コンビニの前で5分ほど滞在する」ということをする人も少ないでしょう。
そもそも「コンビニの店頭に滞在する必要がない」という話かもしれませんが、このように喫煙者は、非喫煙者にとっての「非日常」を体験できるのです。
メリット②:「背徳感」がある行為だからこその仲間意識
「ヒーローはタバコを吸わないといけない」という考えが根付いていた戦後とは違い、今は喫煙者は当然のように嫌われています。
だからこそ逆に「喫煙者同士の絆」が高まるのです。
非喫煙者からするとそれはみっともないものでしかありませんが、「気が引けることをシェアできる仲間の存在」は、とてつもないエネルギーになったりもします。
実際に僕も喫煙所でいくらかの出会いを経験し、かけがえのない思い出を作ったこともあります。
相当なコミュ力があればタバコなど必要ありませんが、「背徳感を分かり合える仲間」という独特な関係性は、年齢や性別の壁を越え2人(または複数人)の距離を一気に縮めます。
メリット③:外の景色をぼんやり眺められる
メリット①で書いた「一人でぼーっとしてても怪しまれない」に似ていますが、タバコ吸っていれば、何もせずに外で一人で景色を堪能することができます。
例えば僕は散歩が好きで「福岡散歩ブログ」というメディアを運営しています。
そんな僕だから分かるのですが、「散歩」というのは唯一、外で誰の目も気にせず景色を堪能できる行為です。
散歩中は歩いているからいいけど、もし立ち止まってぼーっとしてたら、やっぱり周りの目が気になってついスマホを開いてしまうでしょう。(本当は景色だけを堪能したいのに)
だから変に立ち止まれない。
でも喫煙者なら、喫煙所を見つけ次第ボーっと出来るので、「何もしてない人」よりも周りの目が気になりません。
もちろん歩きタバコは論外ですが、「タバコを吸う」という行為は、意外にも「まともに見える」というメリットがあるのです。
メリット④:「外に出る必要性」が生まれる
「室内でタバコを吸えなくなった」という、喫煙者にとって一見デメリットでしかない状況も、僕には「外に出る動機付け」になってると思えます。
タバコを吸うたびにベランダに出たり、庭に出たり、近所の公園の喫煙スペースまで行ったりなど、喫煙者は何かと外の空気を吸うチャンスがあります。
もちろんめちゃくちゃ寒い日には、「なんで室内で吸えないんだ」と呪ったりもしますが、 それでも「室内で吸えない」という状況は、「外に出る」という割りとポジティブな行動の動機づけにもなっています。
メリット⑤:休憩をちゃんと取れる
タバコの最大のメリットは「小休憩」が取れるということだと思います。
僕はタバコをやめてから、「タバコ休憩に代わるもの」を探し続けています。
ガムやコーヒー、音楽や深呼吸など色々試してきましたが、タバコの完璧さにはかないませんでした。
まず世間的に見て「休憩中に音楽を聴く」という行為は、他者とのコミュニケーションを断絶してるようにも見えます。
それに「一本のタバコ」と違い、終えた後に満足感が得られません。
さらにタバコは「タイマー」としての役割も果たすため、より一層「休憩のアイテム」としてフィットしているのです。
メリット⑥:タバコは最もフランクな「自傷行為」である
「自傷行為」と聞くとリストカットなどの重大なものが思い浮かびますが、そんな大層なものではなく、もっと気楽なもので我々は自傷行為を繰り返しています。
・過度な食事
・過度な飲酒
・やることを後回しにして自分を追い詰めること
・明日は朝早いし実際に眠いのに、無駄に10分夜更かしをすること
・衝動的な高い買い物
・浮気/不倫
これらはどれも「軽い自傷行為」に当てはまる場合があります。
そして喫煙も少なからず自傷行為の側面があると考えています。
ただそれは決して「体に悪いと知ってて吸う = 自傷行為」というわけではなく、「喫煙時のダメージそのものを自傷行為として体感してる」という風に捉えています。
「アナイアレイション」という映画の中で「“自己破壊”は人間の遺伝子に組み込まれているのではないか」という話が出てきました。
実際に僕も嫌なことがあったり、孤独感を感じることがあれば「過度な喫煙」に逃げ、軽く具合を悪くすることもありました。
「対してお腹が減ってないのに、退屈だから冷蔵庫を開けて何かを食べる」というのも軽度な自己破壊だと思ってます。
これらは全て僕の推測の域を出ませんが、タバコにはそういう「逃げ」として有能な側面があるようにも思えます。
【95点】「アナイアレイション 全滅領域」超徹底考察【Netflix】 | ぱっかんシネマ
真実:「気にし過ぎ」さえ捨て去ればタバコはいらない
・外でぼーっとしてても怪しまれないようにする
・喫煙者とのコミュニケーション
・休憩の理由作り
この辺りでタバコが大活躍するのは間違いないですが、冷静に考えれば決して必須ではありません。
しっかりと強い心を持ち「誰にも邪魔されず外でぼーっとするのを楽しむ」と決め込んでいれば、タバコを使う必要もありません。
またタバコを吸わずとも、自分で5分タイマーを使いメリハリ良く休憩することもできます。
このように「周りの目が気にならない“成功者っぽいメンタル”」を持っていればタバコなど必要ないのです。
しかしそういうメンタルを持つのは簡単ではないと知っています。
いろいろ書きましたが、喫煙者は単に全員「ニコチン中毒」なだけではなく、いくらかのメリットも確実に受け取っているのだと言いたいだけです。
意外と知られていない「たばこ」のメリット6個:まとめ
この間ある喫煙者の人と話をしました。
僕にとってその人は尊敬できる人です。
そしてその人は喫煙者でもあり、飲み会の最中ずっと「私はタバコをやめない」と話していました。
「タバコを辞めた人が急にタバコを全否定しだす」という行動はよく見かけますが、それは単に喫煙者が羨ましく見えるからです。
今回「私はタバコをやめない」とずっと語ってた人も、同じような感じだと思います。
ただ、別に法律で禁止されてるわけじゃないし、飲みの席で喫煙者がいても大して気にならないので無理に正当化する必要はないと思ってます。
喫煙者でも非喫煙者でも、聞いても無いのに「自分を正当化する持論」を語り出す人がなんかちょっとアレです。(語彙力)
ここで一つ「非喫煙者」の方にお願いしたいのですが、「タバコ休憩」に匹敵するくらい完璧な「〇〇休憩」を早急に作って欲しいです。
今のところ僕が考案した「ハーモニカ休憩」が暫定1位ですか、「喫煙ルーム」とは別に「防音室」を作るコストが必要になるのと、「ベランダで一人でハーモニカ吹いてたらスナフキンと間違えられる」というのがデメリットとしてあります。
だから早急に助けてください。
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